怪物の木こり 倉井眉介(著) 宝島社 (2020/2/6)

すべては二十六年前、十五人以上もの被害者を出した、児童連続誘拐殺人事件に端を発していて……。

自分は怪物なのか…
では人とは何なのか…

良心の呵責を覚えることなく、自分にとって邪魔な者たちを日常的に何人も殺してきたサイコパスの辣腕弁護士・二宮彰。

ある日、彼が仕事を終えてマンションへ帰ってくると、突如「怪物マスク」を被った男に襲撃され、斧で頭を割られかけた。

九死に一生を得た二宮は、男を捜し出して復讐することを誓う。

一方そのころ、頭部を開いて脳味噌を持ち去る連続猟奇殺人が世間を賑わしていた―。

第17回『このミステリーがすごい!』大賞大賞受賞作。

善悪がゆらいでいく主人公に「泣ける!」との声もあがったサイコ・スリラー、待望の文庫化!

「先ず主人公がサイコパスで異様、おまけに怪物マスクも犯行もグロテスク。速いテンポで進むホラーミステリィ。ページを繰るのももどかしい位にスリルに満ちた作品です。事件発生後まず犯人と犯行動機を推理し、自分の考えを補強し或いは修正しながら読む楽しみがあります。
ストレートに展開する迅速さに迫力を感じるファンも多いと思いますが、もう少し物語を膨らましてじっくり味わいたいと願うファンも多いと思います。なんか物足りなさを感じてしまいます。」

「ここ何年も本を読む事もなかった私が、一気読みしてしまいました。
斬新なタイトルと、展開の速さにページがどんどん進み、小説の面白さを実感しました。」

「最初はスリリングでリズミカルな場面展開に興奮しました。最初の展開が刺激的だっただけに、最後はちょっと物足りない感じ。
文章全体はとても読みやすく、のめり込みました。」


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