見直すべき健康習慣…カロリー計算も無意味!?

今すぐやめるべき健康習慣3選。カロリー計算は無意味だった?

90分周期を守った6時間睡眠、うがい薬でコロナ予防、梅干しや甘酒などの発酵食品は体にいい……これまで我々が正しいと信じていた健康習慣の中には、実は体を害する危ない行為が存在します。

健康になるつもりが、かえって不健康になる日常の意外な習慣とは?

今回は“奇跡の66歳”南雲医師に「今すぐやめるべき健康習慣3選」を聞きました。

カロリー計算で必死に体重管理

メタボにならないよう、カロリー計算をしている人もいるでしょう。しかし南雲氏は大胆にも「カロリー計算は無意味」と語ります。

「例えば直感的には、筋トレをしたほうが散歩をするよりも痩せると思う方は多いでしょうが、実は逆です。筋トレのような無酸素運動は、筋肉中のグリコーゲンという糖質を燃焼するだけです。一方、散歩は有酸素運動で脂肪を燃焼してくれます。」

さらに、カロリー制限を課した食事にも誤解があるそう。

「一番太るのは糖。ご飯やパンなどの炭水化物ですね。これらを食べなければ太らない。例えば、脂肪だけ取るような食生活であっても太りません。焼き肉屋では肉と野菜だけ食べていれば痩せますよ」

カロリー重視思考からの脱却が、健康生活の第一歩ということでしょうか。

がんやしみ予防に紫外線を避ける

「紫外線は皮膚がんの原因になる」というのは、間違っていると語る南雲氏。

「ここ30年ほどのがん死亡率の増加の原因は、紫外線に当たるのを避けるのが当たり前になり、9割の日本人がビタミンD不足に陥っているからと考えられています。日光に当たることで得られるビタミンDが不足すると、がん細胞の除去が正常に行われないのです」

国立がん研究センターも、血中ビタミンD濃度の上昇で、がん発症リスクが最大25%低下すると発表。

紫外線が難しい場合は、日焼けマシンでも同様の効果があります。

効果を調べずにビタミンを摂取

前段では、ビタミンDが体に良いということだったが、その他のビタミンは死亡率を高めてしまう危険性があるそう。

「日本人の飲むサプリメントのベスト3には必ずマルチビタミンが入っているぐらい、日本人はビタミンが大好きなんですけど(笑)。実際は目に良いとされるビタミンAのサプリを長期間飲んでいると、肺がんの発症率が28%増加、がん全体の死亡率は16%増加します。
心臓に良いといわれている葉酸ビタミンB12を飲んでいると、がんの罹患率が19%増加、がん全体の死亡率は38%増加、心臓病も含めたすべての総死亡率は17%も増加してしまうんです」

一部分の健康メリットは確かに認められるが、他の代償が大き過ぎます。

健康の根幹を司るビタミンDサプリを服用したいところです。

ネットの声

「カロリー計算は無意味ではないかと。いろいろ試しましたが、有酸素運動よりもカロリー計算と筋トレの方が結果痩せました。糖質もあまり制限しすぎると髪や肌に悪く老けますので、適度に摂取するべきだと思います。ビタミンも水溶性ビタミンなら摂りすぎても尿から排出されるので、摂らないよりは摂った方がいいかと思います。方法は人それぞれ向き不向きがありますが、摂取カロリー<消費カロリーを守れば痩せるのは間違いないです。」

「一日一食派の戯言は信用できません。糖質制限派やアンチ朝食を含めて、そういう人たちは押し付けは痛すぎる。信じているなら自分自身で実践すればいいのであって、他人もやれというのは筋違いかと。」

「焼肉でタンパク質と脂ばかりを食べていても太らない、糖質を避ければ痩せるというのは完全な事実誤認です。トータルエネルギー摂取量が消費を上回れば健康な人であれば体重は増加します。それでも痩せるというのであれば、油脂ばかりの食事で身体を壊しているという事だと思います。」



おすすめの記事