バレます「ETC不正通行」強硬突破ライダーの末路 うっかりじゃ済まされない
愛知県警が2022年7月29日、東名高速などのETCレーンで不正通行をした者を、道路整備特別措置法違反の容疑で送致しました。
このことは道路管理者であるNEXCO中日本も、同日中に発表しています。
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不正通行で送致 二輪車も
容疑者は二輪車でETCレーンの強硬突破を繰り返し、通行料金を不正に免れていたといいます。
NEXCO中日本によると、同社がその事実を把握し、愛知県警に相談したそうです。
「有料道路事業は、道路をご利用されるすべてのお客さまに、公平に通行料金をご負担いただくことで成り立っております。このため、当社では『不正通行は許さない』という姿勢で対策に取り組んでおります」(NEXCO中日本)
ETCが話題ですが、こちらは外環道通過特例を利用した高速道路大回りの利用明細です。
3枚目の割引がえげつないですが、不正通行ではなく、NEXCOの認めた正しい通行ルートになります。 pic.twitter.com/OMwxVvfDsd
— とろめばち (@poshake_4065) July 2, 2020
ETC車載器の「載せ替え」
こうしたETCレーンの不正通行で逮捕や送致に至った事例は、しばしば発表されています。
なかでもひとつの典型が、ETC車載器の「載せ替え」。
通行料金が割安な軽自動車などの情報が登録されていたETC車載器を、普通車に取り付けて走行するといった事例です。
ETC障がい者割引制度の不正利用や、バスの座席数を偽り、特大車区分のところを大型車の情報が登録された車載器を取り付けて走行していた事例などもあります。
ETCの不正通行が話題になってた。
一つ言えることは、高速料金すら払えない貧乏人ならそもそも車を持つな。
働け。
— Watson (@WatsonAWS1) August 6, 2022
あらゆる手段で不正を把握
不正通行には刑事罰が科されるほか、NEXCO各社は本来の通行料金に加え、割増金を請求するとしています。
仮に“うっかり”ETCレーンを突破した場合についても、連絡をしなかった場合には、こうした罰則が適用されます。
また、車両のナンバープレートを変更したり、ETC車載器を他の車両に付け替えたりした場合、カーディーラーなどで車載器情報を変更する「再セットアップ」の手続きをしないのも違反になります。
こうした不正は、「あらゆる手段で把握しています」(NEXCO中日本)ということです。
ねづっちYouTube3247https://t.co/HgNz5msh9e
— ねづっち (@nezutoshi) July 30, 2022
ネットの声
「よく中古車で「ETC付き」と明記して売っているけど、殆どの業者は再セットアップについて説明したりしてないんじゃないかな?
中古車を買った顧客が犯罪者になってしまう前に、中古車販売店ではETC手続きの説明は必ず行って欲しいもんです。
※私が中古車を買った時に説明は無かったけど、自分は手続きが必要なのを知っていたので再登録をして使っています。
で、そのETCの前オーナーの書類とか個人情報まで車検証手帳に入れてあったのも、中古車販売店としてどうなのよ…って思ったけどね。」「不正に料金を免れる行為は特別法違反で刑事罰の対象だが、再セットアップしないのは利用規約違反で民事の話。
登録内容が違っていたとしても、正規料金(割引適用条件についての判例はまだない=訴訟を提起していない)を払っている以上実損がないため違法行為にはならない。
偽計業務妨害に該当する可能性もあるが、立証が困難かつ利権問題として藪蛇になりかねないため、実際にできることは再セットアップをお願いすることのみ。これが現実。」「中古車の殆どは登録ナンバーが変更となりますが一部の大手ディラーを除きETC の再セットアップは行っていません。同一車種で登録ナンバーが異なっていたり、ETCの付け替え等で摘発された話は聞いたことありません。正しい料金払って入れば罰せられることは法律的にほぼないと考えて良いでしょう。本NEWSは高速道路会社のお願いベースの話も含まれています!」