児嶋の渡部公開説教に苦言も…アンジャッシュのこれから

渡部建の復帰番組、相方による“公開説教”に苦言続々 舞台から出直しが懸命か

芸能活動を自粛してい渡部が2月15日コンビで持つ冠番組『白黒アンジャッシュ』(千葉テレビ)で復帰を果たしました。

注目された復帰一発目の放送では、神妙な顔を一度も崩すことなく反省の色を示した渡部ですが、芸能界の仲間からは厳しい声も寄せられ、芸能活動の先行きが早くも不安視されています。

辛辣な声も

芸能界きっての売れっ子から一転、1年8か月もの活動自粛を余儀なくされた渡部。

どんな形で復帰するのか、注目を集めた2月15日放送の『白黒アンジャッシュ』でしたが、2人が選んだ方法は、ごまかしなど一切ない“ストロングスタイル”だったのです。

「芸人であれば、騒動をネタにしたり、視聴者を笑わせることでウヤムヤにする方法もあったはずですが、渡部と児嶋一哉は濃紺のスーツに白いYシャツというかたい衣装で登場し、まるで追悼番組のような雰囲気。『お前は調子にのってた』『奥さんは応援してんの?』『何であんなことしちゃったんだろうね』と、児島が渡部をひたすら叱責し続け、完全に“公開説教”でした」(テレビ情報誌記者)

不器用だが彼らなりの誠実な方法で復帰を模索したアンジャッシュ。

しかし芸人仲間の声は辛辣でした。

おぎやはぎ矢作兼がラジオ番組で「渡部さんって笑っちゃだめなの?」「反省モードなのはわかるけど。それ30分ずーっとだぞ」とツッコミ。

一方で、今田耕司は関西のバラエティ番組で「あんまりコンビの距離は縮められてない感じ」とコメント。

テリー伊藤も、「2人の友情話してたじゃないですか。あんなの正直どうでもいい」と苦言を呈するなど、『白黒アンジャッシュ』の番組内容を疑問視する声は少なくないのです。

太田光、千原ジュニアは「舞台なら大歓迎」

『白黒アンジャッシュ』での復活劇については、テレビ局関係者も“失敗だった”と語ります。

「芸人は人を笑わせてナンボ。それが出来ないなら、せめてコンビ仲の良さをアピールしたり、渡部の人の良さをアピールすれば良かったんです。けれども児島は、渡部を叱責する中で『人間性の部分は大っ嫌い』と言い放ちました。これには“児島が頭を下げるなら、一肌脱ぐか”と思っていた関係者もドン引きしたはずです。

今後の活動を考えたとき、一番の問題はスポンサーです。いくら渡部が謝罪したところで、“多目的トイレ”のインパクトが強すぎて、とりわけ女性層の嫌悪感は拭えません。女性をターゲットとするスポンサー企業は、渡部が番組に出ることをなかなか認めないでしょう」(テレビ局関係者)

それでも芸人としてやっていくなら、残された場所は「舞台」。

爆笑問題・太田光は『サンデー・ジャポン』(TBS系)で「タイタンライブなら大歓迎」と話します。

千原ジュニアは『ゴゴスマ』(同)で「『チハラトーク』(千原が毎月開催している舞台)に呼びたい」と話すなど、各方面からラブコールは寄せられているのです。

「テレビで放送されないライブならアンジャッシュにもチャンスはあるでしょう。お笑いライブに見に来るのは、大笑いしたくてウズウズしている人ばかり。ネタさえ面白ければ、渡部のバックグランドなど気にせず大笑いしてくれるはずです。
ただし不祥事に関しては、まったく触れないのは不自然ですし、露悪的に盛り込むのもタチが悪いですし、相当に神経質にならざるを得ない。ライブにネタをかけて客の反応を探りながら、OKラインを探っていけば、少しずつ道は拓けていくかもしれません」(お笑い関係者)

大変な作業ですが、果たして児島はそれに付き合ってくれるのでしょうか。

一人はキツい…本音も

「お前の人間性は大っ嫌い。でも、さすがに30年め。切り捨てるのも違うし……」

渡部に相方の児嶋が言った言葉です。

「児嶋さんが、何度も馴染みの番組プロデューサーにお願いしたことで実現しました。騒動以前は圧倒的な “コンビ内格差” を背景に、渡部さんからさんざん無下に扱われてきたのに、渡部さんを切り捨てなかった児嶋さんの評価は、うなぎ上りですよ」(芸能記者)

児嶋は、冒頭の言葉に続き、渡部の妻・佐々木希と子供の存在にふれ「お前のためというより家族のためっていうのがいちばんです」とエールを送りました。

さらに番組後半では、敬語で話す渡部をイジるなど、2人の関係が “逆転” したことを見せつけたのです。

「家族のために復帰を、というのも本心でしょうが、じつは『俺のためにも復帰してくれ』という気持ちが強いんです。渡部さんの騒動直後は、渡部さんの穴を埋めるため、番組に出ずっぱりでした。業界関係者も、児嶋さんが真面目なのは知っているから、かわいそうだと思い、同情心から次々と番組に呼んだんです。いわば “渡部バブル” です」

しかし、その勢いも1年を超えたころから落ち着いてきました。

「結局、『児嶋だよ!』の一本槍ではあって……。有吉弘行さんがラジオ番組で児嶋さんのYouTubeをイジったところ、児嶋さんがツイッター上でブチ切れるという事件を起こしたように、児嶋さんは芸人にしては真面目すぎるんです。
本人も『俺、もともとおもしろくもないし才能もないんだよ』とか、『(セリフが決まっている)役者をやりたい』とか、ネガティブなことばかり話していました。
これ以上、一人でお笑い界を生き抜くのはキツい、というのが本音。渡部さんに復帰してもらい、話題になるという第二の “渡部バブル” を期待しているんです」

しかし、その道のりは遠い。

「キー局はしばらく様子見。周囲の芸人も、渡部さんに下手にふれると自分が炎上するかもと恐れています。当分のあいだは千葉テレビだけで細々とやるしかない」(芸能記者)

大きな “すれ違い” を経て、さらにおもしろくなった2人を見たいものです。

ネットの声

「正直、復帰1発目のあの感じは失敗だと感じました。事を起こした相方を誰よりも厳しく叱責するというのは、発覚した直後にすること。今さら公開説教は違うなと。時間を経てやっと復帰というなら、2人はしっかり話し合った上で俺は応援し支える覚悟だという姿勢ででるべきだと思います。お前は嫌いだけど家族を思ってって、家族が見放したら相方も見放すってことになる。
そういう全体的にちょっとズレてる対応しか出来なかったのは児島さんらしいけど、上手く受け入れてもらえるような対応流れを作るのは他の辛口芸人さんに手伝ってもらわないと難しそうな印象を持ちました。」

「渡部さん復帰に対する環境はとても厳しいと感じます。本人も分かっていることでしょうし。
多目的トイレ・・・これだけでも凄い嫌悪感を抱くものですが、人間性についても勘違いをしたような言動、周囲の人を傷つけても平気な傲慢さなど、受け入れ難いものがあります。
傲慢さが 多目的トイレでの行為にも出ていたのではないでしょうか?
奥さん(希さん)が、やっと復帰できたことを喜んでいましたが、世の中のことを甘く見ているんじゃないですか? 児島さんは自己犠牲にしても彼を救おうとしてるけど、そんなに簡単には受け入れる状況にはないでしょう。」

「もう、二人でバラエティとかに出るのは、厳しいでしょ。
やるなら、本来のコントだろうが、お互いの信頼関係無いと、それもなかなか難しいでしょうね。
謝罪会見では無いが、二人で説明して、一応、渡部も復帰できた訳だから、解散はしなくとも、お互いそれぞれ、やりたい仕事やれば、良いんじゃないかな。」



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