飛行機遅延のマスク拒否おじさん…マスクをつけなかったことを誇りに思う

飛行機を遅延させた「マスク拒否おじさん」法廷で放った驚愕証言

「我欲を押し通し、1時間にわたって客室乗務員の業務を妨害し、緊急着陸までさせた悪質な犯行といわざるをえない。判決次第では、今後も模倣犯が出てくることが危惧される。刑務所での、徹底した更生が必要だ」

飛行機でのマスク拒否おじさん

10月26日に大阪地裁で開かれた公判で、こう検察側は主張し被告へ懲役4年を求刑しました。

「ピーチ・アビエーション」の飛行機内でマスク着用を拒否し乗務員とトラブルとなり、緊急着陸させたとして、威力業務妨害や傷害などの罪に問われているのは元大学職員の奥野淳也被告(36)。

事件は20年9月に発生。北海道の釧路空港から大阪・関西国際空港へ向かう機内で起きました。

「乗務員が再三マスクの着用をお願いしましたが、奥野被告はかたくなに拒否していました。近くにいた乗客が『気持ち悪い』と言ったことで、奥野被告はさらにヒートアップ。『侮辱罪だ! 謝れ!』と騒ぎ出し、なだめようとした乗務員の腕をつかみケガを負わせたそうです。

乗客の安全が確保できないと判断した機長は、途中の新潟空港で緊急着陸します。奥野被告は新潟空港で降ろされましたが、飛行機は1時間半も遅延。乗客100人以上に影響が出ています。納得がいかなかったのか、奥野被告はトラブル後に『マスク拒否おじさん』を自称し、ブログなどで『不合理なマスク強要』などと反論していました」(全国紙社会部記者)

東京大学大学院で研究

乗客により撮影された動画は、スグにネットにアップされる。映像には奥野被告が飛行機から降りる際、乗客が拍手する様子が映っていました。

「奥野被告は、東京大学から同大大学院にまで進んだ秀才です。事件当時は、明治学院大学に勤めていました。しかし飛行機内のトラブルで、明治学院大学は奥野被告との契約を解除。逮捕されたのは21年1月です。
奥野被告が事件を起こしたのは、『ピーチ・アビエーション』の一件だけではありません。21年4月には、公務執行妨害で現行犯逮捕されています。千葉県館山市内の飲食店にマスクを着けずに入ろうとし、入店を拒否され店員と口論に。110番通報を受けた30代の警察官の顔を、殴った疑いが持たれているんです」(同前)

マスク着用に応じなかったことを誇りに思う

今年5月の初公判で、「マスクをしていないからといって忌避(きひ)し排除するのは本当に正しいのか」と語っていた奥野被告。

10月26日に懲役4年を求刑された法廷では、こう証言しました。

「私は無罪です。飛行機でマスク着用に応じなかったことを、大変誇りに思っています。なに一つ恥じ入る点はありません」

判決は12月14日に下される予定です。

ネットの声

「このひとは、人が社会で生きる上で守らねばならないことは、法律だけだと思ってるんでしょうか?
周囲の人が嫌がることは、無理に強行しないのが、ルールでしょう。たとえ自分が正しいと信じていることでも、周囲の意見も尊重して、そこに反対者がいるのであれば、その場で強行したりせずに、話し合いで妥協点を見つけるのが、社会生活のルールです。そうしなければ、お互いがお互いの主張を強行し、相手に無理強いして、権利の衝突だらけになってしまう。そんなルールは、いちいち法律には書いてません。
それでも妥協点が見つからないなら、裁判所で争って、国家の強制力を借りて解決するという道が用意されている。自分の主張を無理やり強行して、おれだけが正しい、と言い張ることが許される余地はない。」

「マスク着ける着けないは本人の自由でそう主張するのは何ら問題ない。ただ商業施設、公共施設その他施設管理者が利用時はマスクの着用を義務付けているならその主張を受け入れるべき。自分の主張を一方的にするのはおかしい。自分がノーマスクを主張するならマスク着用をしての利用が求められる所は利用しなければ良い。買い物ならネットや出前もあるし交通手段も公共の物以外にも手段はある。」

「お勉強は出来るのかもしれませんが、社会はそれだけでは生きていけないんです。郷に入りては郷に従えという人生に、大切な事を勉強し忘れましたね。自由は尊いものだけども、他人の自由もまた尊いということを知って欲しいです。」

「検察にここまで言われるのすごいな。

「36歳という年齢でも我欲を押し通し、社会内 での改善更生も見込めず、 保護観察も守れると は思えない。刑務所で徹底的に矯正教育を受けるべき」」

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