楽天三木谷社長の“ぶっちゃけ”発言に“ぶっちゃけすぎ”と失望の声も

三木谷浩史氏 楽天モバイルを「ずっと0円で使われても困る」発言に「ぶっちゃけすぎ」と失望の声が続出

「日本のスマホ代は、高すぎる!」

女優の米倉涼子がそう叫び声を上げる「楽天モバイル」のCMを、一度でも目にした人は多いでしょう。

その楽天モバイルが5月13日に発表した新プラン「Rakuten UN-LIMIT VII」が、物議を醸しているのです。

ずっと0円は困る

「旧プラン『Rakuten UN-LIMIT VI』では、1GBまでの通信利用料は0円でした。それが新プランでは、月額1078~月額3278円の変動制に。既存プランの加入者も新プランに自動移行するため、0円で利用していた人からすると、“大幅値上げ”なわけです。
ネット上では『0円だから使っていたのに』『改悪だ』と、厳しい意見が相次ぎました。“手のひらを返された”と感じる人が多かったようです」(ITライター)

同日、楽天グループは2022年度第1四半期決算を発表。

その中では、もちろん同改定についても触れられました。

「0円のユーザーがいなくなって、熱量のあるユーザーがとどまる。ビジネスとしての質を上げるというように、少し経営のギアが変わってきたと考えるべきなのか、そのあたりはどうなのか」

という質問に対し、同社代表取締役会長兼社長 最高執行役員の三木谷浩史氏は

「ぶっちゃけそういうこと。まあ、お金を0円でずっと使われても困っちゃう、というのがぶっちゃけた話かな。すごく正直に言って」

と返答したのです。

0円で誘っておいて…

社長である三木谷浩史氏のこの発言も相まって、楽天モバイルの料金プラン改定への批判はやみそうにありません。

《「ぶっちゃけ、0円でずっと使われても困る」それを可能にした料金システムを作った時点でこうなる事は分かっていたはずだが、困ったらこのように不利益変更をすればいい、と最初から高を括って利用者を囲い込むやり方は、利用者をナメていると感じざるを得ない》

《楽天モバイル改悪の件で三木谷が「ぶっちゃけ、0円でずっと使われても困る」って発言、これってアイドルが引退直前とかに「キモオタファンの相手ばっかりするのは本当に辛かった」みたいな、『気持ちはわかるけどそれお前が言っちゃダメだろ』ってのと同じレベルの発言だろ》

《「0円でずっと使われても困る」ってぶっちゃけ過ぎ。契約を取るために「0円」アピールしてきたのはあなたたちでしょ》

コアなユーザーだけが残る

いっぽうでは、こんな意見も。

情報番組『ポップUP!』に出演している小原ブラスは5月13日、以下のようにツイート。

《楽天モバイルが1GBまで無料としていたプランを廃止したことで「楽天解約」がTwitterのトレンドに上がってきたけど、普通に考えてスマホを1円も払わずに使おうとするような人達が「解約してやったからな!!」と騒いでも、楽天からしたら「ありがとうございます」って感じよね。》

「値上がりするならやめる!」そう離れていくユーザーに対して、三木谷氏は「しめしめ」と思っているということでしょうか。

ネットの声

「もっとも初期のころに当面は無料のようなプレスリリースもあったので、どこかで有料になると思っていた。
実際問題ずっと無料で使われては困るし利益も圧迫するだろうから当然のようにも思う。
解約料とかは無いみたいだし、いやなら解約すればいいし。
社長の発言がどうのって意見もあるけど、例え土下座で謝罪されても、どんなに丁寧でも無料が有料になるのは変わらないんだったら消費者の負担は変わらない、料金体系が不満ならすぐに解約するべし。
企業は利益にために営業している、消費者側もドライに取捨選択をしていけばいいと思う。」

「この社長はあちらこちらでトラブル起こしますね。
楽天市場での送料問題、医薬品の取り扱い問題、サッカー問題、今回は0円問題等々一方的に物事を決定してしまいますね。
今回は最初は行政の許認可としていましたが最後は本音が出て「ぶっちゃけ発言」でしたね。
未来永劫に0円で使う方がおかしいのは当たり前ですが顧客を見下した発言だけは止めた方がいいですよ。
送料問題でも出店者を明らかに見下した発言が散見しちました。
今回のスタートは行政の許認可を問題として0円を停止せざる得ないと会見したわけですから
総務省からは発言内容についてコメントは求められるでしょうね。
どちらにしても、無料でいつまでも使えると思っていた方はほんの一握りだと思います。
段階的に値上げする方法もあったと思いますが、この方の人間的未熟さが問題を大きくしてるようにしか感じられません。
少々、他社と比べたらお粗末な社長でしたね。」

「有料ならより魅力的な他社がある中、後発の楽天が0円で釣っておきながら、それを「0円客はぶっちゃけ困る」と、あたかも楽天側が被害者かのような言い回しにはちょっと違和感があります。。。
消費者側は、解約するにも面倒な解約手続きや乗換え手続き等を強いられますので、むしろ手間や時間的損失は消費者側にも発生しているといえる状況ではないでしょうか。
魅力的な他社は複数あり、0円でなければ他社を選んだ消費者は少なくないと感じる中、解約に伴う様々な負担を消費者に強いておきながら、無計画な自社戦略の落ち度を棚上げして「0円の客は困るので、むしろ解約してくれてありがとうございます」というのなら、消費者側から「最初から0円で客引きするなよ」といった声が上がるのは当然ではないかと思います。
監督省庁には、今後こうした身勝手なやり方で消費者を振り回すような手法について、何らかの対応してもらいたいと願うところです。」

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