『ロッキーVSドラゴ:ROCKY IV』8月公開!シルベスター・スタローンが『ロッキー4』を再構築

シルベスター・スタローンが『ロッキー4』を再構築!

『ロッキーVSドラゴ:ROCKY IV』8月公開

シルべスター・スタローンが監督・脚本・主演を務めたシリーズ最大のヒット作『ロッキー4』が、スタローン自らの手で再構築されました。

42分の未公開映像を加えて生まれ変わった『ロッキーVSドラゴ:ROCKY IV』が、8月19日(金)より全国公開されることが決定。

併せて、ポスターと予告編が解禁されています。

新たなロッキーの誕生

『ロッキー4』で監督・脚本・主演を務めたスタローンは、長い間、自分が理想とする作品に作り直したいという想いを持っていたそうです。

そしてコロナ禍で時間ができたスタローンは、全ての映像に目を通し、未使用シーン、音声トラック、劇伴にいたるまで何百時間もかけ徹底的に見直し。

王者ロッキー、元王者アポロ、殺人マシーン・ドラゴらファイターたちの闘いまでの道のりに焦点を当て、物語を再構築し、米国での公開35周年を迎えた2020年に、新作といっても過言でない新たな「ロッキー」を誕生させたのです。

スタローンは、本作『ロッキーVSドラゴ:ROCKY IV』について、

「ドラマの中身に重点を置きたかったんだ。登場人物の心に注目して、より感情的に、より責任感を持って。何故このシーンを使っていない?当時の俺は何を考えていたんだ?って凹むこともあった。今考えると使うべきシーンは明確だから。当時の自分の人生観に疑問をもったよ(笑)。前の『ロッキー4』を作った頃の俺は、今よりかなり薄っぺらだったんだ」

とコメント。

映像も音声もグレードアップ

また、

「今回、新たに『ロッキーVSドラゴ』として生まれ変わった。タイムマシンに乗るようなこのチャンスを得たことに感謝している。オリジナルが作られてから35年の間に、僕はたくさんのことを経験し、生きてきた。僕は変わったし、映画も変わった。そして、この作品は『ロッキー』に関わった全ての人に敬意を示している」

と言う。

そして、

「『ロッキー』はCGも特撮も使ってない。それでも『ロッキーVSドラゴ』は一層大きくなった。オリジナルは1:85だったけど今回はワイドスクリーン。音楽も新たな手法で編集されて、4チャンネルが100チャンネルになったんだ。俺は耳がおかしくなったのか?と信じられないくらいだよ(笑)」

と、当時をふり返り、素直に自省しながら、登場人物のドラマにスポットをあてた編集と、最新デジタル技術によって、クールな作品に生まれ変わったことに満足していることがうかがえます。

日本では映画館のみで公開

米国では、一晩限りの限定上映でしたが、日本では全国の映画館のスクリーンのみで観ることができます(配信の予定もなし)。

シリーズを愛している映画ファンはもちろんのこと、シリーズ未見の観客も楽しめる作品になっているそう。

時代が変わっても、色褪せない感動作に改めて注目したい。

ネットの声

「シルべスター・スタローンが以前インタビューで、やり直したい、撮り直したい作品の1本として上げていたので、それを実行したのは大変に楽しみだ。ちょうど、同作品の内容に沿うような事も現実に起きているのだから、世界的に公開はいいタイミングだと思う。いい機会だから公開まで、「ロッキー」から「ロッキー3」を見て予習して本作品に臨みたいと思う。凄く楽しみだ!」

「やっぱロッキーⅣは、Ⅲから観てこそ胸が熱くなるよね。今でも時々ⅢとⅣをセットで鑑賞してます。
当時少しずつ軟化に向かう方向にあったとはいえ、冷戦下の米ソの状況で、ソ連側の閣僚のそっくりさんまで起用して対立→融和へのメッセージを届けたのは凄いと思う。
さらにその後のドラゴを描いた「クリード2」でのセコンドに回った父としてのドラゴまで見るとより感慨深い。」

「ロッキーシリーズで唯一劇場へ見に行ったのがロッキー4だった。敵役のドルフラングレン氏が注目の人で、私としては氏が目当てで見に行ったようなものだった。
印象に残っているのは、内容やボクシングシーンではなく、ロッキーの勝ちが決まった瞬間に、観客の皆さんから拍手が巻き起こったこと。当時は劇場で映画を見るのが好きでよく行っていたが、上映終了時はともかく上映中に拍手というのは非常に珍しかった。
名作ですね。」

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