HONDA CB400SS SRの対抗馬として登場した空冷400シングル!
ホンダ CB400SSは、2001年から2008年まで製造販売された空冷400cc単気筒のクラシックネイキッドです。

モデル名のとおりCBシリーズに属しながら、当時としては珍しい空冷シングルを主役に据えた個性派として登場しました。

近年のネオクラシック人気や単気筒ブームの流れもあり、CB400SSは中古市場でも安定して注目を集めています。

外観は丸目ヘッドライトとスポークホイール、細身のタンクとアップライトなポジションが特徴で、レトロバイクらしい雰囲気を濃く持っています。

一方で中身は完全に趣味バイクというより、街乗りからツーリングまでを想定した実用性が確保されている点が強みです。

搭載エンジンは空冷四ストロークSOHC四バルブ単気筒で、低回転から粘るトルク感と単気筒らしい鼓動感を味わえる方向に仕上げられています。

最高出力は二九馬力で、速さを追うより気持ちよく走ることに価値があるタイプのバイクです。

対抗車として語られやすいのはヤマハSR400ですが、CB400SSはバランサー搭載などで振動面に配慮があり、疲労が少ないという評価も見られます。

また潤滑方式にドライサンプを採用し、クラシックな外観の裏にホンダらしい堅実さが詰まっています。

発売当初はスーパースポーツや大型ネイキッドが強い時代で、派手さのないCB400SSは目立ちにくい存在でした。

しかし今は空冷単気筒の味わいとクラシックデザインが再評価され、ゆったり走る楽しさを求める層に刺さる一台になっています。

初めての四百ccとしても久しぶりのリターンとしても、扱いやすい単気筒と維持しやすいクラシックという文脈で選ばれやすいのがCB400SSの現在地です。

どんなバイク?

CB400SSを一言で表すなら、単気筒の鼓動感を日常速度で楽しめるベーシックなクラシックロードです。

車体はセミダブルクレードルフレームを採用し、見た目だけでなく構造としてもクラシックの文法を守っています。

スポークホイールと細身の足まわりは、走りの質感にも落ち着きを与えます。

ライディングポジションは上体が起きる自然な姿勢で、街乗りの視界が広く渋滞でも疲れにくい方向です。

ハンドル切れ角も大きめで、狭い場所の取り回しで気を使いにくいのも魅力です。

単気筒のメリットは、低中速のトルク感が分かりやすくアクセル操作に対して車体が素直に前へ出ることです。

そのためシフトチェンジを忙しくしなくても流れに乗れ、のんびり走っても気持ちよさが残ります。

セル式に加えてキック併設という仕様も、バイクらしい儀式感があり所有体験としての満足度につながります。

近年はGB350など新しい空冷単気筒が人気ですが、CB400SSはより軽快で細身で昔ながらの雰囲気が濃いという魅力があります。

カスタムベースとしても人気が高く、カフェレーサーやスクランブラーなど方向性を作りやすい車体バランスです。

ノーマルで味わうのも良いですし、軽いカスタムで自分の色を出すのも似合うのがCB400SSです。

ホンダ CB400SSのインプレッション

CB400SSの乗り味で最初に印象に残るのは、単気筒らしい鼓動が過度に荒くなくちょうどよい心地よさとして感じられる点です。

排気量は三九七ccですが、低回転から粘る特性なので発進や再加速が気持ちよく決まります。

街乗りではトルクで引っ張る走りが似合い、信号の多いルートでも疲れにくいです。

車体はクラシックらしく細身で、混雑した道でも車幅感覚が掴みやすいです。

ハンドルが近く上体が起きるため、首や肩が固まりにくく通勤通学や近距離移動でも気軽に乗れる四百ccとして成立します。

ワインディングでは倒し込みの軽さで勝負するタイプではなく、一定のリズムでコーナーをつないでいくと気持ちよく走れます。

高速道路は回転数が上がる場面もありますが、ツーリングの移動区間を無理なくこなせる力はあります。

むしろCB400SSは目的地まで急ぐより、走っている時間そのものを楽しむ方向に価値があるバイクです。

整備性の面でも単気筒は構造が分かりやすく、日常点検や軽整備を自分でやりたい人にも向きます。

CB400SSは速いから楽しいではなく、味があるから飽きにくいという意味で長く付き合える相棒になりやすい一台です。

ホンダ CB400SSのスペック

車体型式 BC-NC41
エンジン型式 NC38E
エンジン形式 空冷四ストロークSOHC四バルブ単気筒
総排気量 397cc
内径×行程 85.0mm × 70.0mm
圧縮比 8.8
最高出力 29PS / 7000rpm
最大トルク 3.2kgf・m / 5500rpm
全長×全幅×全高 2165mm × 780mm × 1125mm
ホイールベース 1405mm
最低地上高 160mm
シート高 790mm
車両重量 159kg
燃料供給方式 キャブレター
始動方式 セル式 キック併設
潤滑方式 ドライサンプ
駆動方式 チェーン
変速機 五速
フレーム セミダブルクレードル
フロントブレーキ 油圧式シングルディスク
リアブレーキ 機械式ドラム
燃料タンク容量 11L
製造期間 2001年から2008年
スペックを見ると、CB400SSが最高速や瞬間的な加速よりも日常域の扱いやすさに寄せて作られていることが分かります。

最高出力は二九馬力ですが、最大トルクの発生回転数が低めで街乗りで多用する回転域に旨味があります。

車両重量一五九kgという数字も、車体が細身で重心が掴みやすく取り回しが実重量より軽く感じやすいです。

キャブレター仕様はセッティングや季節変化を含めて機械を飼う楽しさがあり、旧車的な満足感にもつながります。

単気筒でキック併設でドライサンプという構成は、クラシックの雰囲気を強めつつ長く乗るための丈夫さも意識したバランスです。

SR400と比較されがちですが、CB400SSは穏やかさと実用性を丁寧にまとめた一台と言えます。

みんなのインプレッション

『見た目が最高で駐車して眺めているだけでも満足できるバイクです。』

『単気筒の鼓動が気持ちよくてゆっくり走るだけで楽しいです。』

『街乗りの速度域が一番おいしくて信号の多い道でも疲れにくいです。』

『クラシック系が好きなら刺さると思いますしカスタムもやりやすいです。』

『キックが付いているのがバイクらしくて気に入っています。』

『派手さはないけど飽きないので結果的に長く乗れるタイプだと思います。』

『SR400と迷ったけどCB400SSは穏やかで扱いやすい印象が決め手でした。』

『中古でも状態の良い個体を選べば趣味と実用を両立できる相棒になります。』
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