ノスタルジックに小さいモンキーが良いって人もいるけど本音はモンキー125のほうが実用的だよね。
旧モンキーはやっぱり…
モンキーが125になっても、モンキー50をそのまま大きくしたようなシルエットになっています。
これは、ホンダの戦略といっていいでしょう。
もっとも、「モンキー」をいう名を語る以上、やっぱりモンキーでなくてはいけないことはホンダも百も承知だったはず。
だからこそ、モンキー125の登場のニュースには、モンキー50のファンだけではなく多くのバイク乗りから称賛の声が上がったのです。
「モンキーっていいよね」なんて声は多く聞こえるのですが、実物を見ると「これって実用に耐えられるの?」なんて声があるのも事実です。
バイクは趣味で走るもの…と言う乗り方をもっとも体現しているのがモンキーと言っていいでしょう。
モンキー50を見ていると、「これはホントに好きじゃないと乗れないな…」と多くの人が思ったはず。
外観だけではなく、そこはやはり原付一種…圧倒的にパワー不足なのです。
公道を走れば、クルマに抜かれ…抜かれないような狭い道では乗っている方の気持ちが萎縮されてしまいます。
ボアアップキットなんかもあって、二種登録も可能だったのですが、サイズがサイズですからね。
モンキーが大きくなって帰ってきた
惜しまれながらもモンキー50の生産終了が決まりました。
しかし、そこからほどなくして2018年にモンキーが125ccになって帰ってきたのです。
両車を新旧比較してみると、大きさの違いは歴然です。
それでい、見た目はまるっきりモンキーなのです。
これは誰が見てもわかりますね。
全体がそのまま大きくなった印象です。
特にシート高は、モンキー50が660mmで125が775mmです。
これだけでも大きな違いで、多くのバイクのシート高が800mm前後であることを考えると、モンキーが普通サイズに近づいたことがわかります。
シートに幅があるので、シート高以上にしっくりくることでしょう。
人によってはかかとがつかない場合もあるかもしれません。
もちろんエンジンもパワーアップしています。
トルクもパワーもどちらも約3倍となりました。
もちろん、排気量が2.5倍になっているのですから、これだけの性能アップは当然といっていいでしょう。
モンキーの方向性は変わらない
大きくなってもモンキーはモンキーで。
趣味のバイクとしての位置づけは変わりません。
もともと、バイクは趣味性の高い乗り物であり、だからこそモンキーやゴリラ、ダックスといった個性的なバイクが支持されてきました。
それでも、安全性が叫ばれる昨今では、モンキーのようなミニサイズのバイクは安全性が担保されません。
バイクに安全性を求めるのもどうかと思いますが、考えられるところは改善されていくのはしょうがない面もあるでしょう。
もともと、ホンダもモンキーは残す方向で考えていたのは間違いなく、モンキー50の生産終了が決まってもすぐにモンキー125を発表したのもその考えの現われといっていいでしょう。
人気のバイクは消えません。
ダックスも復活し、次はゴリラ?なんて声も聞こえてきます。
モンキー125の人気を考えると、ゴリラも125ccになって復活!というのもあるかもしれませんね。