ヤマハ・MT-03はR3ベースのネイキッドスポーツ…実際どう??

ヤマハ・MT-03は2015年10月の発売です。

YZF-R3をベースとしたネイキッドスポーツとして登場したバイクです。

MT-25と同時発売というのもちょっとした衝撃でした。

もっとも、排気量が違うのとMT-03は、海外向けという位置づけです。

これはR3とR25の関係と一緒ですね。

どんなバイク?

同時発売されたMT-03と25の違いは、エンジン排気量の違いとそれに伴う出力・トルクの差です。

当然、それに関係してするギア比・減速比も違ってきます。

搭載するエンジンは、排気量320cc水冷並列2気筒DOHC4バルブユニットです。

排気量で免許や税金のクラス分けが行われている日本国内を考えると、300ccクラスのバイクは中途半端に感じられますね。

それを言ったら、ホンダのGB350って排気量もどうなの?って言うのと似てますね。

MT-25が国内向けでMT-03が海外向け(主に欧州)という違いですが、日本国内ではほぼ併売と考えていいでしょう。

両者の違いは細かな違いはあっても排気量70ccの差によるものです。

しかし、この排気量の違いがかなりの差になっているようですよ。

低回転からモリモリくるトルクが魅力的。

値段の差もありますが、MT-25とMT-03を検討するには、車検の有無だけのような気がします。

2019年にはライトがLED化され、フロントサスが倒立フォークに変更されています。

MT-03のインプレッション

カフェレーサーというよりもストリートファイターといった雰囲気です。

見るからに小回りが得意そうでジムカーナを走ると楽しいバイクでしょう。

比較検討するならMT-25と迷いそうですが、やはり400ccクラスと比べるべきですね。

そうなるとZ400とかCB400SFとかG310Rとかになりそうですね。

見た目大振りなイメージですが、シート高はけっこう低いので足付きや良好です(幅も狭いし)。

このあたりのバイクだと立ちコケの不安がないので、取り回しにもストレスはなさそうです。

フロントは好みが分かれそう。

クラシカルな雰囲気が好きな人には向かないでしょう。

まあ、そういった人はCBとかSRを選ぶと思います。

偉そうに書いてますが、実車を見て跨がらせてもらったくらいのインプレです。

それにしてもヤマハのバイクって特徴的で所有欲が満たされそうなバイクが多いですよね。

MT-03のスペック

MT-03(RH13J)(2018)

型式 RH13J
全長 2090
全幅 745
全高 1035
シート高 780
乾燥重量 166
燃料タンク容量 14
タイヤサイズ 前:110/70-17

後:140/70-17

ブレーキ形式 前:油圧式シングルディスク

後:油圧式シングルディスク

エンジン 水冷4ストDOHC 直列2気筒
排気量 320
最高出力 42PS/10,750rpm
最高トルク 3.0kgf・m/9,000rpm
変速機 常時噛合式6速/リターン式
始動方式 セルフ式

みんなのインプレッション

「速度が上がると、車重が軽いのでスッ飛びそうに感じる時があります。荷重を意識して走る必要がありそうです。峠道でヒラヒラ舞うように、というよりは、おっとりしていながら、深く切り込める、そんな懐の深さ・安定感があります。速いか、と言われるとそうでもないかも。コーナーでは、リーンウィズが楽しいバイクです。
高速道路はやや高めの回転域で巡航する感じ。パワー不足とは思いませんが、少し煩い印象です。」

「排気量の割にそこそこトルク.パワーもあり簡単に倒れるので軽快です。(加齢により扱い易いバイクが楽しくなりつつある) 車体が軽いので取り回しは抜群ですが、その分 高速走行の車体安定性は目を瞑ります。普通に高速道路120K程度で走るのであればな問題無いです。
総合的には優れたバイクと思います。チーターと言われている方いらっしゃいましたが、いい例えと思います。今時のフロントフェイスが気に入らず(古いタイプのライダーにて(笑))丸目ヘッドライトに交換してます。なかなか男前。」

「25年ぶりに昨年リターンライダー、先ずはデューク125 で慣らしましたが物足りず、250ccの中古を物色してましたが、MT03に出会い一目惚れ^_^
必要充分な馬力、楽なポジション、セクシーなデザイン、満足してますよー」

「パタパタ倒すことができるし、ワインディングでは楽しく走れます。乗り手に「自分はうまい」と錯覚させてくれるバイクだと思います。(最近のバイクはそういうの多いと思いますが)ABSがないのは残念ですが、20年モデルから装備されると聞いているので、これから買う人は安心ですね。」

「320ccですが、400ccに負けないくらいのポテンシャルがあります。ツーリングでビッグネイキッドの仲間が多いですが、普通に追いつけますし、6速まであるので、様々な場所で走りやすいと思います。ただ、経験上、富士の5合目への山道の登りや800kmの長距離となるとかなりパワー不足を感じます。」



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