星川駒子は県立高校の図書館に勤める学校司書だ。
たまたま居合わせた出入りの書店員・針谷敬斗と共に、生徒が巻き込まれた事件の解決に一役買う。
そんな二人のもとには、ディスプレイ荒らしや小口ずらり事件など、図書館や本にまつわる謎が次々と持ち込まれる!?
学校図書館を舞台にすべての本好きに贈る、心あたたまるミステリー。
「27000冊ガーデン」大崎梢様
高校の図書館を舞台に司書の駒子、学校に出入りする書店員の針谷、生徒らと、本にまつわる様々な謎を解いていく物語。
読んだ事のある本の題名や作家の名前が出てくると、何だか嬉しくなったり…
最終話の「空を見上げて」が好きです。
「ここなら翼が休められるよ」 pic.twitter.com/L3HOzQ520A— mameyakkomame (@gachanwaahiru) May 20, 2023
「学校図書館の司書・駒子が遭遇する謎を、出入りの書店員・針谷らとともに望む日常の謎系のミステリ作品。
市民図書館などと違って、学校図書館ゆえの葛藤とともに主な読者である生徒との遠くて近い関係性が優しい視点で描かれています。学校ごとによって、学校図書館の役割も異なっており「せいしょる せいしょられる」では進学校での学校図書館や司書の扱い、そんな中でも、本を読むということに魅力や可能性を感じている司書の思いがあって、本編のミステリと共についつ共感を覚えてしまいました。
様々な作品のタイトルが物語の中で登場しますが、読んだこともない作品もあり、ここからさらに読書の幅が広がっていくのもいいですね。」
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