やがて海へと届く 彩瀬まる (著) 講談社 (2019/2/15) 704円

すみれが消息を絶ったあの日から三年。

真奈の働くホテルのダイニングバーに現れた、親友のかつての恋人、遠野敦。彼はすみれと住んでいた部屋を引き払い、彼女の荷物を処分しようと思う、と言い出す。

親友を亡き人として扱う遠野を許せず反発する真奈は、どれだけ時が経っても自分だけは暗い死の淵を彷徨う彼女と繋がっていたいと、悼み悲しみ続けるが――。

「大切な人を失った経験がない、失う事すら想像したことがない、そんな自分は今、幸せなんだと思う。突然、大切な人を失ったらと始めて想像してしまう物語だった。大切な人を失う事は片方だけの気持ちではなくお互いとも同じ気持ちになる事を想像出来なかった。自分だけが喪失感と絶望するのではなく相手も同じ気持ちになると、当たり前の事をあたりまえにかんじさせられた。相手の為にも大切に生きたいと思う。」

「死出の旅のイメージが自分の中で腑に落ち、なんとも言えない安心感に包まれた。こんな形で最期を迎えられたとしたら救われると感じた。」

「3.11で亡くなった友達を偲んでの主人公の葛藤を表現している話で、共感できる箇所も勿論あるが、少し引きずり過ぎで引くこともあった。」


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