農民から江戸随一の材木商へ成り上がり、江戸中の人々に愛されながらも一代にして店を閉じた天才の生涯とは
時は元禄。
文吉は、幼い頃に巨大な廻船に憧れたことをきっかけに、故郷の紀州で商人を志す。
だが許嫁の死をきっかけに、彼は「ひとつの悔いも残さず生きる」ため、身を立てんと江戸を目指す――。
蜜柑の商いで故郷を飢饉から救い、莫大な富を得ながらも、一代で店を閉じた謎多き人物、紀伊國屋文左衛門。天才商人の生き様に迫る痛快作。
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『高く翔べ 快商・紀伊國屋文左衛門』本日発売でございます!
渾身の一作、著者が「今までの最高」と自負している物語です。何度も拡散を希望して申し訳ありません(平伏) pic.twitter.com/fB3c6QW6H0
— 吉川永青 (@nagaharu0610) May 22, 2022
著者について
吉川永青
1968年東京都生まれ。横浜国立大学経営学部卒業。2010年「我が糸は誰を操る」で第5回小説現代長編新人賞奨励賞を受賞。同作は『戯史三國志 我が糸は誰を操る』と改題し、翌年に刊行。2012年『戯史三國志 我が槍は覇道の翼』で第33回吉川英治文学新人賞候補。2015年『誉れの赤』で第36回吉川英治文学新人賞候補。2016年『闘鬼 斎藤一』で第4回野村胡堂文学賞受賞。他の著書に『賤ヶ岳の鬼』『第六天の魔王なり』『毒牙 義昭と光秀』などがある。
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