
小林秀雄賞受賞作『謎ときサリンジャー』を超えるスケールと衝撃!
新たなる代表作
推理作家・法月綸太郞氏、慶應義塾大学名誉教授・巽孝之氏、絶賛!
「おもしろすぎて痺れる」
「ミステリの面白さそのもの」
「自分が今まで読んできたサリンジャーは何だったのだろう?」等、
幾多の絶賛の声が寄せられた前作『謎ときサリンジャー――「自殺」したのは誰なのか』(朴舜起氏との共著)から4年。
同書は作家の恩田陸氏を「これはすごい。画期的という単語が陳腐に思えるほど、画期的」と唸らせ、京都大学名誉教授の若島正氏を「興奮した。
グラス家の物語に目を凝らせ(シー・モア・グラス)! 耳を澄ませ!」と驚愕させ、東京大学教授の阿部公彦氏を「余人の追随を許さぬ探究ぶり。
ぞっとするような快感を覚えた」と賛嘆させるなど読書界に静かな「事件」を巻き起こし、第21回小林秀雄賞を受賞しました。
本書『謎ときエドガー・アラン・ポー』はこう始まります。
「こんなことを言えば途方もない妄想家だと思われるでしょうが、どうやら私はエドガー・アラン・ポーの未
解決殺人事件を発見し、その謎を解いてしまった気がするのです」
そしてこう続きます。
「一人の男が殺されているというのに、現場にいる登場人物たちは誰もそれに気づかない。
殺害場面を読んでいるはずの読者も、その犯行を見過ごしてしまう。
そんな巧妙な完全犯罪が、もう二世紀近くもの間、ポーの作品の中に隠されたままになっていると私は思うのです」
ボー『黒猫』読了。
読んだことあるはずなのにこんなにおもしろかったかしら。ポーを文庫3冊分読んで、竹内康浩『謎ときエドガー・アラン・ポー 知られざる未解決殺人事件』を読む予定。
— Tomohiro (@TTomohiro123) January 30, 2025
なんと竹内氏は「知の巨人」ジャック・ラカンやジャック・デリダも研究者として名を連ね、幾多の論文、学術書が世に問われてきた「推理小説の始祖」の作品中に「二世紀近くもの間」誰にも気づかれなかった「未解決殺人事件を発見し」、「謎を解いてしまった」というのです。
しかも、その作品こそが「ポーの推理小説の最高到達点」であり、ポーが推理小説を書かなくなった原因であり、ポーの「作品世界を読み解く鍵」だと言います。
本書の終盤で「デュパンもの」はもちろん、「黒猫」から「アッシャー家の崩壊」に到るまで、ポーの名作の数々が竹内氏の提示する「鍵」によって新たな姿を現し始めるのですが……その詳細はどうか本書でお確かめください。
また、本書とほぼ同時期に米国では英語版学術書Poe’s Perfect Crimes: Hidden Plots in the Dupin Stories and Others(『ポーの完全犯罪――デュパン物語他に隠されたプロット』)がMcFarland社より刊行されます。日本人初のエドガー賞(評論・評伝部門)最終候補となった竹内氏が、本作で受賞なるか……こちらも合わせて注目です。
竹内康浩『謎ときエドガー・アラン・ポー 知られざる未解決殺人事件』(新潮社、2月予定)。米文学史に名を刻む天才作家にして「推理小説の始祖」ポーは、なぜある時から突然、推理小説を書くのをやめたのか? 作家解釈をも揺るがす震撼の論考。
— 藤原編集室 (@fujiwara_ed) December 26, 2024
竹内 康浩
1965年、愛知県生まれ。アメリカ文学者。北海道大学大学院文学研究院教授。東京大学文学部卒。
Mark X: Who Killed Huck Finn’s Father?(マークX――誰がハック・フィンの父を殺したか?)
がアメリカ探偵作家クラブ賞(エドガー賞)の評論・評伝部門で日本人初の最終候補となる。サ
リンジャーの他、スコット・フィッツジェラルド、フラナリー・オコナー、マーク・トウェイン、
エドガー・アラン・ポー等に関する論文を主にアメリカで発表している。
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