腹八分目をよく聞きますが、このような食べ方は実は難しいのです。
これをするには感覚に頼る部分が大きくなるからです。
それでは、どの様にすれば腹八分目を感じやすくなり、食事量を抑える事ができるのでしょうか。
満腹を感じるまでのタイムラグは約20分あります。
あまり噛まなかったり早食いしたりすると、タイムラグの間で余計に食べてしまう事になるのです。
腹八分目に抑えるためには、「良く噛み時間をかけて食べる」ということを心がけましょう。
また良く噛むとより多くの唾液が分泌されるようになります。
唾液はデンプンを糖に変換するので、唾液の量が増えると血糖値も上がりやすくなります。
これによって、満腹を感じやすくなるのです。
そして、良く噛んで唾液に混ざる事で食べ物が消化されやすくなります。
これで胃腸の負担も和らげる事ができるのです。
噛む回数は一口につき30回が目安となります。
現代人の噛む回数は少なくなる傾向にあります。
弥生時代の1/6、昭和初期の1/2とされているのです。
食事のメニューは、食べやすさから軟らかい食べ物が増えているので、噛む回数を数えるなど、出来るだけ噛む事を意識する様にしましょう。
よく噛んで食べることが、結果として腹八分の食事の近道となるのです。