
取り返しのつかないあの夜の過ちが、あったはずの平凡な人生を奪い去った。
激しい雨の降る夜、眠る夫を乗せた車で老婆を撥ねたかおりは、轢き逃げの罪に問われ、裁判中に息子、拓を出産する。
出所後息子に会いたいがあまり、園児連れ去り事件を起こした彼女は息子との接見を禁じられ、追われるように西へ西へと各地を流れてゆく。
自らの罪を隠して生きる彼女にやがて、過去にまつわるある秘密が明かされる。『鳩の撃退法』(山田風太郎賞受賞)『月の満ち欠け』(直木賞受賞)著者による最新長編小説。
「熟柿」 佐藤正午/著の挿絵。あらためて見たら「『鳩の撃退法』で圧倒的評価を受けた」とある。やっぱり自分だけじゃなく鳩の撃退法は面白かったんだな。#チカツタケオ #熟柿 #鳩の撃退法 #佐藤正午 #野性時代 #takeochikatsu pic.twitter.com/m9OZPtZhMl
— チカツタケオ (@takeochikatsu) March 2, 2021
佐藤 正午
1955年長崎県生まれ。83年『永遠の1/2』で第7回すばる文学賞を受賞しデビュー。2015年『鳩の撃退法』で第6回山田風太郎賞、17年『月の満ち欠け』で第157回直木賞を受賞。おもな作品に『Y』『ジャンプ』『5』『アンダーリポート』『身の上話』『ダンスホール』などがある。
|
|



