
中堅私立医大の入学試験で、女子受験生の点数が一律減点されている――
疑惑を耳にした新聞記者の檜葉菊乃は極秘取材を試みるうち、
医大理事である神林晴海を突破口とみなし接触する。
一方、疑惑の揉み消しを命じられた晴海は菊乃を強く警戒する。
社会にはびこる女性差別と闘い、強く生きるふたりが立場ゆえに対立する。
正義とは。
信じるものとは。
二人の「対決」の果てに見える地平を描く、傑作長編。
『女性差別の不正入試事件を題材に、新聞記者と医大理事という二人の女性の攻防を描いた作品。蔓延する女性蔑視に耐えてきた二人の思いが交錯する。』
『社会の固定観念や権力構造に抗う女性たちの姿が凄まじく、痛々しい。著者が描く彼女たちの心情に、どちらの立場にも共感を抱かされる。』
『性差別の矛盾や不公平に直面しながらも、少しずつ良い方向へ変えようと努力する大切さを考えさせられる。二人の対決は非常に読み応えがある。』
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