53歳の新人 NHKアナウンサーだった僕の転職  内多勝康 (著) 新潮社 (2022/4/15) 1,540円

「安定」か、「やりがい」か? 世間が「あっ」と驚いた人生の決断のすべて。

「NHKの顔」だった著者も気づけば若手に席を譲る世代に。

定年まで粛々とと覚悟するも、内心「仕事」と「やりがい」のバランスが保てない。

そこへ関心があった福祉分野での求人を知りまさかの転職!

超安定企業を辞める決心と家族の反応、新天地での苦労、それでも思い切って良かったと実感する現在までを綴る転職体験記。

第1章 小学校で送辞をしくじった少年はアナウンサーになった
実はアナウンサー希望ではなかった
イベントの司会が縁で企画提案――香川・高松放送局時代
関西弁と大阪のノリにはまる――大阪放送局時代
阪神・淡路大震災
震災報道で変わった意識
新たな世界を見せてくれた自閉症の青年
ふてくされから資格取得を思い立つ――名古屋放送局時代
47歳の専門学校新入生
2回目の東京勤務が転職の引き金に

第2章 「仕事」と「生きがい」のバランス
2012年、念願の東京へ
「真ん中が内多さんの机ですよ」
感銘を受けた言葉、「ソーシャルアクション」
いよいよ、NHK退職を伝える日
退職に迷いはなかったかとよく聞かれるけれど

第3章 53歳の新人はつらいよ
夢のような転職先「もみじの家」
まさかの急降下 その1:毎日ガラガラ
まさかの急降下 その2:役に立たない
居眠りをして怒られた!
50を過ぎて怒られて思うこと
広報担当として面目躍如
ハウスマネージャーとは何をする仕事なのか
避けて通れないお金の話
一番の達成感を味わえた報酬改定
大変さを知らなかったから思い切れたのかも
根が図太い、アナウンサー精神でがんばる
Hちゃんのグー、パー
命に関わることを痛感する職場

第4章 新しい取り組みに挑戦して得た達成感
もみじの家はどんなふうに利用されているのか
僕の平均的な一日
喋りは任せて! ――講演会のこと
家族の声を一つに――医療的ケア家族会発足
最初のテーマは「人工呼吸器での通学」
家族会を全国組織へ
人と人をつなぐ幸せ
社会福祉士だからできること
今の仕事はディレクターと似ている

終章 仕事とは何か?
転職してよかったか?
仕事が変わっても変わらないもの
改めて僕にとって仕事とは何か


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