第34回小説すばる新人賞受賞作。
シャチと人間、種を超えた愛と絆を描く、感動の海洋冒険小説!
【ミッション】
世界環境を救うべく、シャチを訓練して海底に沈んだキャニスターを回収せよ――。
海洋研究所で働くイーサンに、国際バイオ企業から依頼が入る。
間もなく、捕獲された仔シャチ・セブンが到着。
さっそく訓練を開始すると、セブンは人の意図を理解し、驚異的な能力を発揮していく。
だが、事態は一変し……。
永原皓(ながはら・こう)
1965年、長野県生まれ。中央大学文学部卒業。2021年、『コーリング・ユー』で第34回小説すばる新人賞を受賞し、デビュー。
「産経新聞の書籍紹介コーナーを見て購入☆
外国人しか出ないので、気を抜いたら誰が誰だか分からなくなります…ワタシだけか(笑)悪役?のソーバーグは、真っ先に覚えました(笑)
天才シャチのセブン(カイ)を巡る海洋ロマン☆子供の時見ていた、ハウス世界名作劇場「七つの海のティコ」思い出した☆
シャチの意思疎通とか知れて面白い作品☆」「とても読みやすい・物語のお手本とあるウェブサイトで絶賛されていたので、購入してみました。
本当に買ってよかったと思います。①キャラクターがいきいきしている
シャチも人間も、両方いきいきしていました。今は失われてしまった、昔のハリウッド映画をそのまま小説にしたような印象を受けました。嫌な人はほとんどいないし、一人いる嫌な人も、役割的に悪役を任されているなと感じてそこまで不快感がなかった。シャチのために頑張ろうとする主人公側に対し、悪役はあくまで企業人として動いていて、そういう考えもあるよなと納得できた。②文章がうまいと感じた
スイスイ読ませる文章構成をしている。臨場感と、臨場感が損なわれないように周辺知識が同居している。キャラクターが魅力的なのか、不要な心理描写がないためか、すらすら最後まで読み切れました。③無駄に長くない
修飾や文章が適切だと感じた。場面も適切な分、並べている。よって手頃な長さだなと感じた。」
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