
恋人や家族が戯れる海の底で沈没船を探すロマンチスト。
それが水中考古学者だ。
今日は地中海、明日はドブ川。激アツの発掘デイズ。
英語力ゼロなのに単身渡米、ハンバーガーすら注文できず心が折れた青年が、10年かけて憧れの水中考古学者に。その日常は驚きと発見の連続だった!
指先さえ見えない視界不良のドブ川でレア古代船を掘り出し、カリブ海で正体不明の海賊船を追い、エーゲ海で命を危険にさらす。
まだ見ぬ船を追うエキサイティングな発掘記。
#フィールド系研究者 好き読者あつまれ!
海賊船に奴隷船、帆船にゼロ戦も――水中考古学者は「船がそこにあるから」潜るのだ #フォトグラメトリ を武器にする山舩晃太郎さんの初エッセイ『沈没船博士、海の底で歴史の謎を追う』がお勧めです。新感覚の発掘現場を体感できます/『恐竜まみれ』担当編集 pic.twitter.com/MZiglJP5QH
— 小林快次『恐竜まみれ』Official (@dino_mamire) August 4, 2021
目次
はじめに
第1章 人類は農耕民となる前から船乗りだった
300万隻の沈没船/水中考古学/船舶考古学/水中遺跡は「タイムカプセル」/陸上遺跡は「ミルフィーユ」/トレジャーハンターの正体
第2章 発掘現場には恋とカオスがつきものだ
発掘シーズン到来「/小さな岩」と命名/沈没船は港町近くで待っている/キールを探せ!/現場に着いても、すぐには発掘できない/船はどこだ?/地味すぎる発掘のリアル/簡単には見つからない/プロジェクトはつらいよ/発掘症候群「/魔の3週間目」/焦りは禁物というものの/どうして見つからない?/2人でこっそり推理/内緒の発掘作業/沈没船の名は
第3章 TOEFL「読解1点」でも学者への道は拓ける
アメリカで初めて受けた洗礼/将来はプロ野球選手/夢をあきらめる/水中考古学との出会い/とにかく留学しよう!/いざアメリカへ/英語が全く分からない!/到着初日にマクドナルドで心が折れる/英語学習の成果は……/絶望の授業初日/パズルのように船を解き明かす/研究室にむりやり転がりこむ/ロドリゴとの出会い/最新技術「フォトグラメトリ」/考古学調査における新たな可能性/博士論文のテーマはこれしかない!/就職難にぶち当たる/道がないなら自分で作る
第4章 エーゲ海から「臭いお宝」を引き上げる
依頼は突然に/アイラブ学術調査/水中考古学者の懐事情/お茶目なトップ研究者/ギリシャの精鋭達/アンフォラ探しは人海作戦/ヤギが放し飼いの島/夢のような調査現場/ギリシャ人リーダーからの洗礼/水深60mの蒼/水中作業は「下見」がポイント/UFOのように動いて撮りまくる/プロジェクト中は太る/保存処理は時間との闘い/発見が止まらない!
第5章 そこに船がある限り、学者はドブ川にも潜る
川の考古学/未発掘の船が川底に/薄い味噌汁のような川/本当に大変なのは水温だった/流れに逆らえ/やっと出会えた初めての古代船/水中での手実測/レア船と発覚!
第6章 沈没船探偵、カリブ海に眠る船の正体を推理する
親友との旅路/サルの大合唱と密林に囲まれて/カリブ海に沈んだ2隻/奴隷船は「不屈の強さ」の象徴/2隻の眠る現場へ/果報は寝て待て/海底では迷子になるな/沈没船探偵の出番/ついに船の正体を解明
第7章 バハマのリゾートでコロンブスの影を探せ
嫌な予感/セレブを横目に発掘スタート/発掘の遅れの理由/発掘チャンスを逃すな/なぜ、そこに穴があるのか/キャラック船とキャラベル船/コロンブスの船のデザインまであと一歩
第8章 ミクロネシアの浅瀬でゼロ戦に出会う
戦争と水中考古学/チューク諸島と日本の歴史/水中文化遺産を守れ/兄貴のような教授/金属製の船はどう朽ちる?/珊瑚の生息地になったゼロ戦「/戦争遺跡は遊び場だった」/過去に遡れる!/戦没者の眠る場所として
おわりに
山舩晃太郎先生の『沈没船博士、海の底で歴史の謎を追う』をいただきました。話題の水中考古学本だ!
去年、個人的に山舩先生のオンライン講義を拝聴していたので、大変嬉しい贈り物でした。ありがとうございます。これから読みます。 pic.twitter.com/jtb1Dzlret— トマトスープ (@Tsoup2) July 20, 2021
「水中沈没船発掘研究の醍醐味、研究のおもしろさが伝わる本です。一気読みしました。」
「「好きなことを仕事にする」を体現した研究者の初めての著書です。
英語力も専門知識もないまま渡米し、考古学博士まで上り詰めた行動力に驚きと尊敬の念を抱きました。
平易な文章で書いてあるので、水中考古学という学問についてもよく理解ができます。
表紙は子ども向けっぽく、小学校高学年の子どもでも読めそうな内容ですが、大人でも十分楽しめます。何も成し遂げていないのに得意げに夢や仕事観を語るスタートアップ企業の経営者とかよりも
よっぽど説得力があるので、自己啓発書として読んでもおもしろいと思います。」「今回久しぶりにノンフィクション作品を読んで大変興味を惹かれました。水中考古学という分野があることも知らず楽しく読んでいます。トレジャーハンターの映画などがありますが、こういう作品の映画化もいいのではないでしょうか?期待しています。」
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