フレデリック・ショパンその情熱と悲哀 フランツ・リスト(著)、八隅裕樹(翻訳) 彩流社 (2021/8/4) 2,970円

「ピアノの詩人」と評されたフレデリック・ショパンの芸術と生涯を、彼を慕い切磋琢磨した「ピアノの魔術師」フランツ・リストが自ら書き下ろした傑作!

ショパンの死後一年あまりで一気呵成に書き上げられ、19世紀の音楽界にフレデリック・ショパンの評価が定着するきっかけとなったとも言われる伝説的名著。

国内では1949年以来、実に72年ぶりの新訳となる。

本書では、原著にはない、リスト自筆の雑誌連載記事(『ルヴュ・エ・ガゼット・ミュジカル・ドゥ・パリ』より抜粋)を付録として収録。

「フランツ・リストの著書を読むことができて、感動しています。ショパンの演奏会の様子を知ることができる絵画もあり驚きました。これから、繰り返し読んで理解を深めたいと思います。素晴らしい本です。Kindleは文字の大きさを調節できるので、目が疲れなくて良いです。」

「リストはとてもお世辞のうまい人だったようで、この本も例にもれず、あまりにも美辞麗句に過ぎて、くどく感じる部分も多いです。リストがどういう人物だったか、という知識も事前に勉強した上で読む必要があります。
それでも、ショパンの最晩年について、ショパンがどのように日々をすごし、そして亡くなってしまったかという詳細な記述は、同時代を生きた当事者にしか書けない心に迫るものがあります。その部分を読むだけでも十分な価値があると思います。」

「良い本ですね。人生の良書本に決定で、今3回目読んでいます。リストがショパンに関して書いた自伝本で、盟友を讃え、燃え上がるような情緒溢れるロマン派時代特有の詩的な回想の書き上げで、現代では見ることのできない、失われた良き献呈文化を想起させられました。」


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