コロナ後の世界 内田樹(著) 文藝春秋 (2021/10/20) 1,650円

縁故主義、相互監視、正常性バイアス、反知性主義、“コロナ・マッチョ”、『1984』的ディストピア……

なぜ日本はここまで劣化したのか?

・エビデンスを軽んじ、政治効果を優先させた日本の感染症対策
・知的無能が評価される「イディオクラシー」(愚者支配)とは
・“母子癒着”する日米関係とディストピア化する社会
・カミュ『ペスト』に描かれた危機下における大人の市民像
・「王道」と「覇道」――中国はこれからどうなるのか?
・書物という外部への回路がもつ「コモンの再生」の可能性……etc.

社会の病毒をえぐり、再生への道筋を示す真の処方箋!

「約一年ぶりの著者による原稿コンビレーションで、今回も大変充実した内容となっております。
タイトルと最初の章のテーマは、タイムリーな現在進行形の “コロナ“ で、もしかしたら既に過ぎた事として一部では水に流してしまっているかもしれない、直近の出来事を文字で認識し頭に焼き付ける事ができ、一般的にはそういった作業をしたがらない日本的傾向の本能的に欠けている部分をこの本は補完してくれます。」

「コロナ禍で大学の授業がオンライン化したが、これも一方通行の情報発信であり、学生間の対面でのコミュニケーションはなくなった。学生は大学生活を詰まらなく思うことであろう。スマホでもコミュニケーションは可能であるが、「リアル」がそこには欠けている。コロナ後の世界はどう変わるのか?本書にヒントがある。」


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