カルト宗教信じてました。 たもさん (著) 彩図社 (2018/5/1) 1,100円

「エホバの証人2世」の私が25年間の信仰を捨てた理由

幼いころに母親がエホバの証人に入信。

4人姉弟の中で、「断れなさそう」という理由で一緒に集会に連れていかれることになったたもさん。

エホバの証人の活動を行うために、部活動をかわきりに、服装や恋愛、進学さえも自分の望み通りにはならない日々でしたが、いつか訪れるとされている楽園のために耐え忍んできました。

しかし、結婚してやっと生まれたひとり息子は、エホバの証人では禁止されている「輸血」を必要とする病だったのです…

目次
第1話 母が宗教にハマった日
第2話 母に騙されて
第3話 死んだらどうなるの?
第4話 宗教活動についやされた私の学生時代
第5話 父の反対
第6話 洗礼と13歳の私の罪
第7話 震災で抱いた疑問
第8話 父が懐柔された日
第9話 ムチと虐待の話
第10話 エホバ2世の夢は叶わない
第11話 奇妙な男女交際ルール
第12話 流産と距離感0の信者たちの話
第13話 私は子どもを叩きたくない
第14話 息子の病と輸血問題
第15話 「エホバのおかげ」…?
第16話 楽園なんてなかった
第17話 母との対決
第18話 もう戻らない
第19話 ただ、一生懸命生きていこう
おわりに

「カルト宗教(エホバの証人)の娘として育てられ、同じく2世信者と結婚したものの、息子の輸血を機に離脱した体験者の語り。いかにカルト宗教が恐ろしいかが良くわかる。安倍元総理暗殺を機に統一教会と自民党との関係ばかりを連日テレビのワイドショーは報じているが、そんな責任逃れと政府攻撃の材料に出来る話ではない。カルト宗教そのものが、大人をも如何に洗脳し、その子供たちを反社会的なあるいは非社会的な存在としてしまうか、その恐ろしさこそを報じるべきである。あんなワイドショー観るより本書を是非読んで貰いたい。」

「自分の母親と似てる母親が登場して、するする読めました。根拠なくとにかく信じろと強要してくるんですよね。そして自分で考える力がなく、不安な人です。宗教に限らず、違和感がある家族を抱える人にもおすすめです。」

「精神的に重たいことが書かれているものを読むのは辛いから嫌だな?と読み始めました。あっさりした絵のマンガですが、カルトにハマった母親に押し切られて行く主人公の弱さが辛くて、楽しく読めないと思ったのですが、後半から我が子の病気をきっかけに強く立ち向かう拍子にホッとしました。
ピンポーンとやってくるあの人達が、皆んなに通っているこなど少し知ることができました。」


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