SIMフリースマホとは、NTTドコモやソフトバンク、KDDI(au)などの大手通信事業者(キャリア)よりも安い通信料で利用できるスマホを指します。
MVNO(仮想移動体通信事業者)と呼ばれる通信事業者がサービスを提供していて、SIMフリースマホのほか、格安スマホなどとも呼ばれています。
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スマホの通信事業者
まず、スマホやケータイの通信キャリア(通信事業者)について、おさらいしておきましょう。
スマホやケータイで電話をかけたり、インターネットに接続して情報を入手したりするには、通信キャリアとの契約が必要になります。
SIMフリースマホを使うには
SIMフリースマホを使うための手続きはMVNOによって異なりますが、概ね次のようになります。
- スマホの種類の確認
- MVNOの選択
- MVNOの申し込み
- SIMカードの受け取り
- 開通手続き
①スマホの種類の確認
すでにMVNOで使いたいスマホがある場合には、どの通信キャリアで使用していた端末かを確認しましょう。
これは、通信キャリアによって通信方式が異なるからです。
たとえば、KDDI(au)で購入・使用していた端末は、NTTドコモの回線を使用しているMVNOで使用することができません。
さらに、SIMカードのサイズ(microSIM、nanoSIM)についても確認が必要です。
MVNOのWebサイトには、使用できる端末の一覧が掲載されているので事前に確認しましょう。
また、SIMロックがかかっている場合があります。
これについては、契約している通信キャリアで解除してもらう必要があります。
※端末の種類によっては、SIMロックを解除しなくてもMVNOで利用できる場合があります。
なお、SIMカードと一緒にSIMフリー端末を購入できるMVNOもあります。
②MVNOの選択
MVNOは、現在1,000者近くあります。
「社」ではなく「者」というのは法人ではなく、仮想移動体通信事業者というように個人事業者も含まれているからです。
実際に良く知られているような法人としても100社近くあるので、かなりの数といっていいでしょう。
まず、どのようなサービスを使いたいのか、申し込みはオンラインか実店舗か、端末も一緒に購入するかなど、条件を整理しておきましょう。
実店舗の場合、申し込みから開通まで即日完了するところが多いですが、オンラインの場合は、数日~1週間程度かかります。
③MVNOの申し込み
MVNOが決まったら、次は申し込みです。
実店舗かオンラインかによって方法は異なります。
手順の詳細は、目的のMVNOのWebサイトで確認しましょう。
同時にMNPも利用したい場合は、あらかじめ予約番号の取得が必要になります。
なお、オンラインの場合は、多くがクレジットカードによる決済ですが、引き落としに対応しているところもあります。
④SIMカードの受け取り
オンラインの場合、申し込みが完了すると、数日~1週間くらいでSIMカードが送られてきます。
SIMカードをスマホに挿入します。
⑤開通手続き
開通手続きは、MVNOによって異なりますが、SIMカードを挿したスマホで操作する、開通センターに電話するなど、簡単な操作で完了します。
これで、MVNOのサービスが利用できるようになります。
MVNOには、格安SIMだけでなく、スマホやケータイなどの端末も一緒に購入できるところがあります。
手頃な価格で最新機種を入手できるのもMVNOのメリットです。