ダーウィンの罠 私たちはなぜ重要な選択を間違い続けるのか? クリスティアン・ロン (著)/夏目大 (翻訳) 日経BP (2026/2/12) 2,530円

新時代の知性?人類のミステリーに迫る衝撃作。

斎藤幸平氏推薦!

「短期的な成功を競うほど、社会は破滅へと近づく――それが「ダーウィンの罠」だ。

本書は、進化の力と資本主義が結託する危うさを暴き、私たちに協調にもとづく新たな社会像を迫っている。

絶滅の回避はまだ可能だ」。

私たちはなぜ、短期的な成果にすがり、長期的な展望を見失ってしまうのか。

企業の不正から、核兵器やAIの進化まで。

経済学の理論などを用いて、スウェーデンの気鋭の知性が、よりよい選択をするための方法を探る。

1902年、フランス領時代のベトナムのハノイでネズミが大繁殖した。

役所では「ネズミの尾を切って持ってきた者に報酬を与える」という触れ込みを出した。

役所には大量の尾が持ち込まれるが、市内のネズミは増えるばかり。

…実は人びとは報酬目当てに尾だけを切り、ネズミは放していたのだ。

さまざまな場面で「短期的な成果を出すために、長期的な目標、展望を見失う」という過ちが起きてしまうことがある。

著者はこれを「ダーウィンの悪魔」と呼ぶ。

ダーウィンの唱えた進化の「選択圧」(その環境によって、

生物の進化が一定の方向に導かれてしまうこと、

圧力になってしまうこと)になぞらえて、

良くない結果つながっていく現象になぞらえた言葉だ。

会社組織で数字を達成するために、

マネージャーが不正をしたり従業員に厳しくすることで、

結果的に利益より大切な社会的信用を失ってしまう。

AIによる知の軍拡競争、SNS、国家同士の対立など…。

困難な選択に、私たちはどう立ち向かうべきか。

【目次(一部抜粋)】

プロローグ ハノイのネズミ一掃計画はなぜ失敗したか。

第1部 進化の誤作動。

第1章 ダーウィンの悪魔/悪事が利益になる構造。

第2章 ダーウィンの悪魔の事例/悪い同僚ほど出世するのはなぜか。

ウォール街の詐欺。

あなたがマッチングアプリでデートできないのはなぜか。

なぜアマゾンは劣化したか。

政治家は国民に奉仕できないもの。

試験は必ずしも勉強の習熟度を知る良い手段にならない。

良きマネージャーになるには。

第3章 天使と悪魔、そして生命の壮大な闘いの歴史。

第4章 生命を脅かす悪魔。

第2部 滅亡の瀬戸際。

第5章 枯渇する世界:資源をめぐる軍拡競争。

第6章 絶滅兵器:力の軍拡競争。

第7章 AIは神になるか:知性の軍拡競争。

第3部 滅亡をいかに回避するか。

第8章 最後の遷移?協調的な行動が適応される時代。

第9章 力を基礎とした中央集権体制。

第10章 間接的な互恵関係と「評判」の力。

第11章 評判の市場。

第12章 ダーウィンの悪魔を抑え込むためにあなたにできること。

著者について
クリスティアン・ロン

企業のカーボンアカウンティングを自動化するテック企業「Normative」のCEO 兼共同創業者。数学、哲学、コンピュータサイエンス、人工知能の分野に学識がある。Normative 創業前は、オックスフォード大学フューチャー・オブ・ヒューマニティ研究所で地球規模の破滅的リスクに関する課題に取り組み、COP(国連気候変動枠組条約締約国会議)、ダボス会議、ストックホルム+50で、炭素会計分野における講演を行った。国連開発計画(UNDP)から「持続可能な開発目標(SDGs)13:気候変動に歯止めをかける」への貢献を認められている。

夏目大
翻訳家。1966年、大阪府生まれ。同志社大学文学部卒業。『人間には12の感覚がある(ジャッキー・ヒギンズ 文藝春秋)』『ブラッド・コバルト』(シッダルタ・カラ 大和書房)』『動物のひみつ』(アシュリー・ウォード?ダイヤモンド社)『ソクラテスからSNS?「言論の自由」全史』(ヤコブ・ムシャンガマ?早川書房)『タコの心身問題』(ピーター・ゴドフリー=スミス?みすず書房)など訳書多数。


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