なぜ歳を取ると走れなくなってしまうのか?
団塊ジュニアが50代に突入するいま、人知れずこうした悩みを抱いている人も少なくないだろう。
トレイルランニングの第一人者として活躍する著者でもそれは同様だった。 過去の実績とは無関係に襲ってくる、「老化」。
著者はいかにして「老化」による「運動機能低下」に立ち向かったのか?
経験から導いた、誰でもできる「50歳でも100km走る」能力を持つための身体再生戦略をここに紹介。
・50歳くらいから急速に筋力は低下する。でも、50歳ならまだ間に合う!
・たくさん走らなくても、100km走破は目指せる!
・老化のメカニズムを知れば、運動機能を維持することはできる!
・糖質制限と抗酸化こそが鍵!
・100km走れる自信が、世界を変える!
鏑木毅『50歳で100km走る!』扶桑社、2022年
むむむ。
「また、筋肉を付けるといっても、ボディビルダーのように隆々と筋肉をつけてしまっては、ランナーには逆効果です。(略)100km走る上では『おもり』になってしまいます。また、体重の増加は膝関節への負荷にもなります。」(100ページ) pic.twitter.com/sVYt8GKQFU— SIRATORI Kazutaka (@gingakotei) February 8, 2022
著者について
1968年、群馬県生まれ。日本を代表するプロトレイルランナー。早稲田大学競走部に所属し、箱根駅伝を目指すも、故障で断念。公務員をしていた28歳の時、野山を走るトレイルランニングと出合う。2005年には日本国内の三大レースを制覇。’07年世界最高峰の100マイル(160キロ)レース「UTMB(ウルトラトレイル・デュ・モンブラン)」を日本人過去最高位の12位で走破、’09年には3位入賞を果たす。以降、’12年まで連続出場。’19年に50歳にして再びUTMBに挑戦。125位で完走を果たす。
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