母 青木さやか  (著) 中央公論新社 (2021/5/7)

母が嫌いだった。

わたしの脳内は母の固定観念で支配され、わたしはわたしが嫌いだった。

母から逃げるように飛び出した東京、タバコとパチンコに溺れた日々、愛想もお金も無いわたしを雇ってくれた水商売&雀荘、ひと時の夢を見せてくれたオトコ、“笑い”で幸せを運んでくれた先輩たち、そして、自分より大事な存在となった娘……。

自分のことが嫌いだったオンナ・青木さやかが、こじれた人生を一つ一つほどいていく。

生きることの意味を追い求めるヒューマンストーリー。

母との確執やギャンブル依存症など、自身の経験を赤裸々に綴った「婦人公論.jp」で話題沸騰中の「47歳、おんな、今日のところは○○として」に、書籍だけのオリジナル原稿を加筆。


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