愛がまねく、予測不能な結末。
捜査一課に配属されて間もない刑事・静川涼吾の全神経は、完黙を続ける容疑者を前に、極度に張り詰めていた。
本当にこの男が殺したのだろうか…。誰の記憶にも残らないような、おとなしそうなこの男が。
──事の発端は同僚殺害容疑だった。
やがて、すでに事故として処理されてきた複数の事案がつながり始めた。
真実が明らかになるほどに、いよいよ深まっていく謎。
容疑者が落ちない理由を知った静川は…。
人間心理の深淵を描く、震慄のサイコサスペンス!
なんとなく落ち着かないままラストを迎えて、書名に愕然とする。なるほど落ち着かないわけだ。
申し分のない後味の悪さにやられました。蒸し暑くなるこれからの季節のお供に…??くわがきあゆ『初めて会う人』#日本怪奇幻想読者クラブ pic.twitter.com/BQcj1Vm2Bt
— pan (@paninaro10) May 22, 2022
「最後の意外な捻りも効いています。
要するに男は「◎◎◎◎」てか?!全員が全員ではないけどね。
男性の特殊な同性愛や、傍若無人な女性など興味惹かれるキャラも出てきて読み進めるのが楽しかったけど、結末にはそこまで関連付いてなかったのが少しだけマイナス。
しかし前作に続き今作も素晴らしかったです。」
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