自宅前で航空券を拾ったら、なぜかモデル事務所に拾われた。
フラれること13回、借金は膨らみ、オーディションには落ちてばかり。
それでも男は人との縁を繋ぎ、やがて本当の恋をし、大役を射止める。
そんな折、アメリカから一本の電話がかかってきて……。
俳優・松尾諭の笑いと涙のシンデレラ(!?)ストーリー。
巻末に俳優・高橋一生による「松尾くんの自伝に寄せる文」掲載!
自称・本格派俳優の自伝“風”エッセイ
ディズニープラスで6月下旬配信開始予定
ドラマ化決定!
主演 仲野太賀
『拾われた男』を読んで、(中略)彼に出会うずっと前から、拾われた男は僕の友人だったのではないかと錯覚すらするほど、益々気を許してしまう人になってしまった。
――高橋一生(拾われた男の友人の役者)
『拾われた男』(上)原作=松尾諭/漫画=勝田文(文藝春秋)6/9発売
経験ナシの役者志望が上京、航空券を拾って…えっ、こんな漫画みたいな俳優のなり方あるの…笑。しかしコミカライズもうまい勝田文さんがばっちりハマってる。原作文庫も6/7発売とのこと。まんまとこっちも読みたくなるね pic.twitter.com/O4CvGzvcpH
— 粟生こずえ (@AouKozue) June 2, 2022
「最近よくテレビに出てるといわれている脇役俳優のエッセイである。著者を未だ私は知らない。著書をどこかの書評で読み、面白そうだと思い買って、読んだ。また新橋駅前の大きなサントリーの角瓶の広告パネルで、こちらに笑いかけてる美人(後で聞いたら、女優の井川遥だった。魅せられてファンになった。)の運転手をしていたとのことで興味を持った。そして読んだら大変面白かった。また続編を読みたくなった。そして一度テレビでも、映画ででもご尊顔を拝したいと思っている。がんばれ脇役俳優とその奥さん!」
「1 「拾った男」 2「あぶないおとこ」、3「マイ ファニー バレンタイン」……そして最後の「拾われた男」まで27のエピソードで成り立っています。各々のエピソードには最後の27も含め、次、あるいはその先の予告編のように「……というのは次のお話で」という形で締めくくられているのですが、2カ所ほど(たぶん!?)、それがない個所があります。ここはかなりシリアスなというか、感動的なことが紹介されています。さすがにおちゃらけできなかったのかなあ~~史実に基づくノンフィクションということで、多少は誇張やウソも交じっているんでしょう。でも松尾さんっていい人なのがわかりました。」
「名脇役松尾諭の自伝的エッセイ本。脇役として存在感を大きくしてきた彼が世に名前を知らしめたのはやはりシン・ゴジラでしょうか?
前から気になる存在の松尾氏のエッセイは文春webでの連載中も読んでいましたが、ところどころ読み逃してていたのと、まとめて読みたくなり書籍を購入。
役者になりたいと上京したがどこのオーディションにも受からない彼が偶然航空チケットを拾い、その落とし主がプロダクション社長だったという数奇な運命から始まる様々なエピソードはどれもユニークで、演技力からきた文才で一気に読ませてくれました。
演技はもちろんのこと今後は文章でも存在感を出していってくれることを大いに期待します。」
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