ほねがらみ 芦花公園 (著) 幻冬舎 (2022/5/12) 825円

「今回ここに書き起こしたものには全て奇妙な符合が見られる。読者の皆さんとこの感覚を共有したい」

──大学病院勤めの「私」の趣味は、怪談の収集だ。

知人のメール、民俗学者の手記、インタビューの文字起こし。

それらが徐々に一つの線でつながっていった先に、私は何を見たか! ?

「怖すぎて眠れない」と悲鳴が起きたドキュメント・ホラー小説。

「SNSで話題になった長編ホラーが、大幅に改稿・加筆して書籍化された作品です。
一見どこにでもあるありきたりな話や、匿名掲示板でも有名な怖い話から始まり、現実と物語の差がわからなくなっていく「私」の記した物語という形態なのです。どこまでが実在の怪談からの引用なのかわからなくなるほど巧みな話の展開と、不気味な描写、そして数々の物語や推測が一つに絡み合っていく素晴らしい作品でした。」

「web版を読んでいたらより楽しめます!
加筆・改稿された部分が大ボリュームで、たいへん楽しめました。装丁がとても素敵です。書籍ならではの雰囲気があります。
「私」の語りに文字通り引き込まれ、物語と現実の境目が曖昧になり読者が物語の一部にされるような感覚を覚えました。
正直、web版で読んでいたので余裕ぶって読んでいたのですが、クライマックスに近づくにつれて物音に敏感になりビクビクしながら読みました。本当に怖いです。是非読んで欲しい。オススメです。」

「「私」が侵食される。
「私」は私じゃないのか、
これを読んでいる私は
「私」になってしまうのかもしれない。
現実がいつ物語に侵食されるのか、
読み終わった後も不安に苛まれてしまう。
是非みなさんにもこの恐怖を広めたい」


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