殺人現場に残された愛犬の痕跡――真実を知るのは、その瞳だけ。
デビュー10周年、著者入魂の慟哭ミステリー!
高級住宅地で一人暮らしの老女が殺害された。
部屋には、かつて犬を飼っていた痕跡があり、刑事たちは周辺の捜査を開始する。
一方、雑誌記者の鶴崎は、あるスクープをモノにするためコンビニでアルバイトを始める。
同じコンビニで働く松本の過去を知る鶴崎は、松本が突然犬を飼い始めたことに驚愕するが――。
深まる謎、犬との絆に感涙&一気読み必至!
貫井徳郎氏も驚嘆の長編ミステリー。
「細かい違和感を憶えておいて。最後に『なるほど』と思うから」
佐藤青南『犬を盗む』#読了
事件の鍵を握る犬を中心に、刑事やミステリー作家たちが、老女が殺害された事件の真相に迫るミステリーです。登場人物の誰もが怪しく思えるので、事件の真相が気になって一気に読み、ラストは登場人物それぞれの苦い結末や心温まる結末に、心が揺さぶられました。 pic.twitter.com/aDzVFy8HUD— toshi (@toshi178bz) November 29, 2022
「面白かった。騙された(笑)。最後まで犯人を違う人物に想定していた。文学的な表現は一切なく、現代語で分かりやすく、字面を追うだけで、まるでテレビドラマを見ているような印象。推理の主となる犬の扱い方も違和感なくうまく出来ていた。世情の犬飼いの知識も問題なし。一つだけ気になったのは、人物設定のためなのか、登場人物の描写がくどすぎたことと、犬の視点で書かれた文章の中の主語の使い方が逆効果だったこと。この犬の視点での表現は、人間ではない生き物ゆえの認識力の低さを表したかったのだろうが、読者が理解に迷ってしまい、読む気力がスローダウンしてしまう。惜しい。。」
「最後の方で驚くストーリーで可愛い犬のせりふ?わんこって人間のことをこうゆう風に思ってるのかも(笑)
楽しめる小説でした、初めて読んだ作家さんでしたこの機会に他の小説も読んでみます。」「とても読みやすかったです。ストーリもわかりやすく、あっという間に読めました!」
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