便秘解消を目指すポイントとなるのが「食物繊維」です。
機能性便秘は、生活習慣を整えて食物繊維を十分に摂取することで改善できます。
食物繊維は、「人が持つ消化酵素では消化できない難消化成分」のことを指しています。
食物に含まれるタンパク質や脂質などが消化液に含まれる酵素によって分解されるのですが、食物繊維は消化されずに大腸へと到達します。
食物繊維には、水溶性と不溶性の2つがあるのです。
水溶性食物繊維
便に溶け込むことで便を柔らかくします。
便通を改善させる作用があるといわれていて、主に海藻類や納豆、ごぼうなどに多く含まれています。
不溶性の食物繊維
野菜類やきのこ類、こんにゃくなどに多く含まれる食物繊維です。
腸の運動を活発にして便通を改善させる作用があるといわれています。
1日に1回、Mサイズの鶏卵約3個分に相当する排便がある場合は、食物繊維が足りていると考えられます。
便の量が少ない場合は、積極的に食物繊維を摂取するようにしましょう。
食事量が少ないことが原因で便秘になる場合があります。
特に、高齢者は食が細くなることが原因で便秘になりやすいとされています。
食が細くなる原因を取り除くことが大切となります。
食欲があるのに食事量が少ないのであれば、食事量を見直すようにしましょう。