一発屋芸人列伝 山田ルイ53世 (著) 新潮社 (2020/11/30)

やがてブームは終わり、世間は彼らを「一発屋」と呼んだ。

テレビから姿を消した彼らの人生はしかし、その後も続いている。

自身も髭男爵として一世を風靡し、一発屋と呼ばれた著者が

レイザーラモンH G、コウメ太夫、テツandトモ、ジョイマン、ムーディ勝山、天津・木村、波田陽区、ハローケイスケ、とにかく明るい安村、キンタロー。、スギちゃん、髭男爵、12組の芸人に取材。

不器用ながら一歩ずつ前に進むそれぞれの今に迫る。

編集者が選ぶ雑誌ジャーナリズム賞を受賞した、涙を誘う人生ノンフィクション。

ミュージシャンにして小説家の尾崎世界観による解説を収録。

「庶民は一発も当ててないわけだが、低空飛行であっても安定して生活していく人が多い。芸人は、うっかり一発当てると、その後落差のある転落をしてしまうことがある。それでもそれぞれの人生をいきていく。その落差を、それぞれの芸人がそれぞれの形や意識で受け止め、生きていくのだろう。自ら一発屋人生の中に身を置き、客観的に他の一発屋の取材をしているのは興味深い。ロケバスのネタかぶり問題には、苦笑してしまう。読み終えた後、むしろ取材できなかった多分一発屋たちについて思いをはせる。エドはるみはこの本を直視できるのかしら、8.6秒バズーカはまだこの本に載れないのかしら。」

「芸人さんは、笑わせることがお仕事。そのため、私たち一般視聴者は、基本的には、いつも明るく元気ではしゃぐお姿しか見たことがないわけですが、当然、芸人さんである前に人間。迷ったり、落ち込んだりするんだよな、という至極当たり前のことを再確認できたと共に、誰しも悩みを抱えて生きているのだということに気付けて、少し励まされました。
ちなみに、何名かの芸人さんが紹介されていますが、個人的にはテツ&トモさんのエピソードがお勧め。正直、あまり知性を感じたことがなかったのですが(勿論、芸人という仕事は知性がないとできないとは思いますが)、本を読んで印象がガラリと変わりました。プロフェッショナル!今度、近くに営業でいらした際には、ぜひ、観に行きたいなと思いました。」

「まず、面白かった! 兎に角、読んで良かった!一発芸人と呼ばれ、消えたと思われる芸人も、実は、どっこい!しぶとく生きているその姿を優しい視点で、尚且つ、上手な文章で読ませてくれる。山田ルイ53世に拍手です。いや、彼流に、「ルネサンース!」と乾杯のグラスを掲げたい気分です。人生には、山あり谷あり、それでも、人は生きてゆく。生きてゆかねばならない。そのためには、どうすべきか?どう生きるべきか!より考えが大きく拡がる本で、単なる芸人ドキュメントではない。」


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