次は、絶対に同じ後悔をしない。
明日からも、患者さんのために生きる。
悩んでばかりで、自信が持てない、訪問診療所の新米医師・野呂聖二。
コロナ禍、在宅介護の現場で奮闘する彼は、ヤングケアラーの過去を封印していた。
吉永小百合主演映画『いのちの停車場』原作続編!
明日5日発売の『いのちの十字路』。#吉永小百合 さん主演映画「#いのちの停車場」続編小説です。主人公は映画では #松坂桃李 さんが演じた野呂くん。医師になって金沢のまほろば診療所に戻ってきました。#南杏子 #いのちの十字路 pic.twitter.com/q8Nqe84CcX
— 幻冬舎BOOKS (@BOOKS_GENTOSHA) April 4, 2023
老老介護、ヤングケアラー、8050問題……。
介護の現場で奮闘する若き医師とその仲間たち。
愛おしい人を、最後まで愛おしく思って生きられるように――。
医師国家試験に合格し、野呂は金沢のまほろば診療所に戻ってきた。
娘の手を借りず一人で人生を全うしたい母。
母の介護と仕事の両立に苦しむ一人息子。
末期癌の技能実習生。
妻の認知症を受け入れられない夫。
体が不自由な母の世話をする中二女子。
……それぞれの家庭の事情に寄り添おうとするけれど、不甲斐ない思いをするばかりの野呂には、介護していた祖母を最後に“見放してしまった”という後悔があった。
|