株式市場の本当の話 前田昌孝(著) 日本経済新聞出版 (2021/3/9)

経済活動は最大の下落、楽観と懐疑が錯綜するなか

日経平均は30年ぶりの3万円到達!

その根拠は? 誰が買っているのか?熱狂のゲームが再び始まるのか?超緩和の効果はいつまでもつのか?

ブラックマンデー前から証券市場を取材してきた日経新聞のベテラン記者が深く掘り下げる。

◆株式市場ではさまざまな通説がまかり通っている。しかし、「本当のこと」を見分ける目を持たないと、せっかくの資産形成も袋小路に迷い込みかねない。第一によく資産形成の教科書に書いてある「年率3%の期待リターン」は、簡単に実現できる水準ではない。第二に日本の商社株を買った投資の神様ウォーレン・バフェット氏は実は短期投資家である。第三にESG(環境・社会・ガバナンス)投資には死角がたくさんある。第四に公的年金の運用は危うくて見ていられない。……

◆株価の動きには日本経済が長期停滞から脱出するためのヒントが詰まっている。本書では長年の取材経験とさまざまなデータをもとに、まず株式市場の今日的問題を明らかにする。それは市場の問題であると同時に、日本経済の問題でもある。何をどう直せば、日本がもっと良くなるのか、本書を読んで一緒に考えてほしい。

「株式市場の「本当の話」というタイトルが示す通り、一般的に信じられている題目を長年にわたって株式市場を見てきた現役記者ならではの視点と分析で取り上げた好著。物事を「批判的」な立場から考える記者的な論点の取り上げ方や議論の展開が面白い。」

「自身は株取引をやらないので、昨今の株価高騰等の背景を知りたく、特に、経済視点で本書を読んだ。内容はどちらかと言うと株取引を実践的に指南しているが、日本経済への気づきも多かったと思う。」

「バフェットは実すごくないというのは驚きであった。自身で集めたファクトに基づいた切れ味のある良本」


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