#真相をお話しします 結城真一郎 (著) 新潮社 (2022/6/30) 1,705円

私たちの日常に潜む小さな”歪み”、あなたは見抜くことができるか。

家庭教師の派遣サービス業に従事する大学生が、とある家族の異変に気がついて……(「惨者面談」)。

不妊に悩む夫婦がようやく授かった我が子。

しかしそこへ「あなたの精子提供によって生まれた子供です」と名乗る別の〈娘〉が現れたことから予想外の真実が明らかになる(「パンドラ」)。

子供が4人しかいない島で、僕らはiPhoneを手に入れ「ゆーちゅーばー」になることにした。

でも、ある事件を境に島のひとびとがやけによそよそしくなっていって……(「#拡散希望」)など、昨年「#拡散希望」が第74回日本推理作家協会賞を受賞。

そして今年、第22回本格ミステリ大賞にノミネートされるなど、いま話題沸騰中の著者による、現代日本の〈いま〉とミステリの技巧が見事に融合した珠玉の5篇を収録。

著者について
1991年、神奈川県生まれ。東京大学法学部卒業。2018年、『名もなき星の哀歌』で第5回新潮ミステリー大賞を受賞し、2019年に同作でデビュー。2020年に『プロジェクト・インソムニア』を刊行。同年、「小説新潮」掲載の短編小説「惨者面談」がアンソロジー『本格王2020』(講談社)に収録される。2021年には「#拡散希望」(「小説新潮」掲載)で第74回日本推理作家協会賞短編部門を受賞。同年、三冊目の長編作品である『救国ゲーム』を刊行し、第22回本格ミステリ大賞の候補作に選出される。

「最後の話が面白かった。説明が多すぎるかなと思ったけど、伏線を回収するには仕様がないのか。子供は大人が考える以上にずる賢い…」

「短編というより、問題集という感じ。頭の体操には良いかもしれませんね。」

「ミステリー好きで、テレビで紹介されてるのを見て、電子書籍で購入しました!予想の遥か斜め上を行く感じが鳥肌だったし、楽しかったです。生身の現実が一番怖いなぁーと感じました。」


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