「神様」のいる家で育ちました 菊池真理子 (著) 文藝春秋 (2022/10/6) 1,100円

宗教2世。

親が宗教を信仰している家の子供。

宗教ありきで育てられ、世間とはずいぶん違う生活を送っています。

参加してはいけない学校行事があったり。

薬を使わせてもらえなかったり。

人を好きになってはいけなかったり。

休日は宗教活動のための日だったり。

もちろんそこに幸せを見出す人たちもいるけれど、中には成長するにつれて苦しさを感じる子供達がいることを、知ってほしい。

著者含む、7人の宗教2世たちが育ってきた家での出来事をマンガ化した作品が、加筆修正を加え、単行本化。

単行本描き下ろし45p収録。

「情報ライブ ミヤネ屋」でも紹介された、今年最注目のノンフィクションコミック!

「私自身、この本にも出てきた某宗教の二世信者です。生まれたと同時に入信させられ、子供の頃から違和感を頂きつつも、親の事を憎みきれなく大人になるまで一緒に生活をしてました。しかしそれ以外にも、家庭内でのトラブルなどで限界になり、今は家を出ました。散々宗教は信じないと訴えたにも関わらず、家を出てからも親は信仰を押し付けて来て、それが原因でうつ病となり現在も闘病中です。

本の中では理解のある人に恵まれ立ち直れた方ばかりではなく、現在も苦しんでる人についても描いてくれて嬉しかったです。
例の事件以降、宗教二世が注目されフラッシュバックなど辛い事もありますが、この本がきっかけで宗教二世で苦しんでる方が少しでも救われると良いなと思います。連載に対する抗議もあった中執筆してくださりありがとうございました。」

「宗教2世については、以前から関心があったのでこの漫画を読むに至りました。悲しい事です。救いの筈である神は、信仰の仕方を間違えたら悪魔にもなる。この事が現実なんですね。宗教とどう向き合うべきか、考えさせられました。」

「宗教の自由が認められている一方で子供の自由は奪われている。気になるのは父親の存在。宗教に依存する妻に向き合わず、子供を生け贄に差し出してないか?父親が一番姑息で毒親だが。
某宗教教祖の息子の暴露、そして2世の声がもっと広まればいい。勿論2世でも宗教に生きて幸せな人もいるだろう。一方でこういう声も無視できない。新興宗教だけではなく、仏教キリスト教神道でもこういう問題あるんじゃないかな?」


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