国民の底意地の悪さが、日本経済低迷の元凶 加谷珪一(著) 幻冬舎 (2022/1/26) 990円

他の先進国が消費を拡大する中、なぜ日本だけが沈み続けるのか

原因は、緊縮財政でも消費増税でもなく「日本人の性格」だった。

高度成長からバブル期は、人口増加、輸出主導で我が世の春を謳歌した。

が、自己陶酔した「優しさ」「思いやり」「絆」の像とは裏腹に、じつは猜疑心が強く、他人の足を引っ張るという隠れた国民の本性が、「失われた30年」で明らかになった。

後ろ向きな心持ちでの景気向上はあり得ない。

本書は日本人の消費マインドが萎縮する現状を分析、数多のデータから景気浮揚できない理由を指摘し、解決策を提示する。

著者について
経済評論家。仙台市生まれ。一九九三年東北大学工学部卒、日経BP社に記者として入社。野村證券グループの投資ファンド運用会社に転じ、企業評価や投資業務を担当。独立後は、中央省庁や政府系金融機関などに対するコンサルティング業務に従事。現在は、ニューズウィークや現代ビジネスなど多くの媒体で連載を持つほか、テレビやラジオで解説者やコメンテーターを務める。主な著書に『貧乏国ニッポン』(幻冬舎新書)、『日本は小国になるが、それは絶望ではない』(KADOKAWA)、『億万長者への道は経済学に書いてある』(クロスメディア・パブリッシング)、『感じる経済学』(SBクリエイティブ)、『日本はもはや「後進国」』(秀和システム)、『ポスト新産業革命』(CCCメディアハウス)、『戦争と経済の本質』(総合法令出版)などがある。


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