期間工の仕事ってどう?短期間で働いてお金貯めた後はバカンスも??

期間工(期間従業員)の仕事は、給与もインセンティブも福利厚生もかなり良いけど、いったいどんな仕事内容なのでしょうか。

ハードで耐えられないのではないのか、など少し心配の声も聞かれます。

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仕事内容

期間工(期間従業員)の仕事内容は、大きく分けて2つ。

トヨタ、日産、ホンダ、スバルなど自動車の車体を製造しているメーカーと、それらの企業に自動車部品を納品する部品メーカーです。

部品メーカーといっても、大手企業が多く、たとえばトヨタ紡織であれば従業員数40,000人以上、アイシン・エィ・ダブリュであれば30,000人弱、などいずれも日本を代表するメーカーばかりですよ。

自動車車体製造メーカー

ボディーのプレスや溶接、塗装、エンジンやシャーシ(車の下、足まわり部分)の鋳造や組立、加工、完成品の組立など、車を生産する上での一連の流れ、フローの中の一つのポジションをメインに担当することになります。

どこのセクションを担当するかは、各企業、各工場によって異なりますが、いずれの場合も最初に簡単な研修をおこない、初心者でも取り組みやすくする工夫がされています。

例えば下記は本田技研工業の車の生産の流れです。

基本的にはどこのメーカーもおおよそ同じ仕事内容になりますが、いずれも入社後、研修制度があり、未経験者でも仕事が出来るようになるまでスタッフが指導してくれるので、安心です。

プレス

1,000~1,500トンのプレス機、4,800トンの大型プレス機を使用して平らな鋼板を成形。

ボディやドアなど、高剛性が要求される部品が次々に生み出されます。ほとんどが自動化されており、工程管理や製品のチェックが主な仕事になります。

※寮も完備

溶接

プレスなどで成形されたボディ部品をゼネラルウェルディングマシンで接合。

高品質なボディを作りあげます。

プレス工程同様に自動化となっており、仕事内容はプレスされた部品のセットや装置作業が中心となります。

塗装

溶接されたボディに入念な下処理を施し、電着塗装・中塗り塗装・上塗り塗装の3回塗り、3回焼き付けで、より品質の高い塗装を行います。

溶接で組みあがったホワイトボディーの塗装前処理や塗装後の外観チェックが主な仕事となります。

車体組立

コンピュータを導入したオンラインシステムで組立ラインをコントロール。さまざまな部品が効率よく組み付けられます。

塗装後のボディーにエンジン、内装、足回りなどの部品を取り付けるのが主な仕事になります。

完成車検査前後の補助

安全で高品質なHondaのクルマは、外観商品性、ライトなど灯火器類、ブレーキ、足まわり、排気ガス、シャワーテストなど、お客様と同じ感性での厳しい検査を経て完成します。

検査員が完成した車を一台ずつ検査機器を用いて検査する際の補助作業が主な仕事となります。

期間工急募【JOBPAPER】

自動車部品メーカー

自動車部品メーカーの場合は、会社によって製造する部品が異なるので、一概にはいえません。

それでも、トヨタ紡織であれば車のシート・ドアトリムの組立、検査など。

アイシン・エィ・ダブリュであればオートマティック・トランスミッションやカーナビの製造といった具合に各社のメインとする部品製造の一端を担うことになります。

こちらも初心者でも問題無いように研修を経てから仕事に入ることが大半です。

期間工体験者の声

「私が担当したのは、トランスミッションの組立工程でした。ラインでの流れ作業ではありませんが、作業時間のノルマは当然ありますし、立ちっぱなしで重量物も扱うので決して楽な仕事ではありません。ハウジングと呼ばれる鋳物のバリをとる作業や、トランスミッションの組立そのものを行う工程(ここは流れ作業)を担当しました。
心配していた2交代制の交代勤務は、始めてから2週間は生活リズムが作れず睡眠不足を感じましたが、仕事に慣れてくると交替勤務も苦ではなくなりました。(男性 46才 富山県 体験談)」

「私は初めての期間工の仕事をすることになったため、溶接など難しい仕事は担当せず、組み立ての仕事を担当しました。具体的には生産ラインの最終工程で、バンパーや窓ガラス、シートを取り付ける仕事を担当しました。
仕事をする前は、工場現場では怪我をする危険もあるのではないかと想像していたのですが、2人1組の体制で仕事をし、相方の男性期間工はベテランの方でしたので、指導を受けながら安全に仕事をすることができました。
勤務体制は、昼間勤務(午前8時から午後5時)と夜間勤務(午後4時から午後23時40分)を1週間おきに交代するシステムになっていました。(男性 40歳 東京都 体験談)」

「最初に配属された職場は、自動車のエンジン部品の製造工場です。エンジン部品と言っても様々なものがありますが、アクセルを踏んだ時に空気量を調整する部品(センサー)を造るラインを担当しました。詳しい内容として、一つの部品を造るにも様々な工程を流れて完成となります。主にそのライン内を動き回り、エラー部品を回収したり、機械が不具合を出して止まってしまった際の対応などです。簡単に言うと、勤務時間中立ち歩いて、座って休憩する暇などは皆無となります。慣れると作業に没頭できますし、上司や同僚も煩くないので、一人仕事が好きな人には向いています。(男性 41歳 茨城県 体験談)」



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