いつでも心の中に辞表を用意しているとされている看護師ですが、もちろん簡単に辞表を出すわけにはいきません。
それでも辞表を出したいときにふっと頭をよぎるのが患者さんからの感謝の言葉だそうです。
タイトル通り、患者さんからのありがとうが嬉しいのです。
それが看護師の看護師たるモチベーションを保っている大きな要因と言えるのです。
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看護師の仕事はつらいことばかり?
念願の看護師になれて、これで白衣の天使になれたと思ってもそこから理想と現実のギャップに直面することになった新人看護師時代です。
こんなはずではない、と思ってみても毎日師長さんや先輩看護師に叱責される毎日・・。
それでもキャリア形成のためには仕方のない日々だと思っても、やはり看護師も人間ですし、新人看護師といえばまだまだひよっこも同然ですから、「なんで私だけ・・」ということになってしまうのです。
どんな看護師も必ず通る道ですから、「私だけ・・」というのは決してありません。
人の命を預かる仕事ですから、厳しくて当然なのですが、それがわかるまでにはまだまだ時間がかかるものです。
そして、すぐに看護師という仕事はつらいだけではないということに気がつきます。
患者さんからの一言に救われる
日々の看護師業務でくたくたになっていても、ときおり患者さんからの感謝の気持ちに触れて心が奮い立つということがよくあります。
「遅くまでお疲れさま。気をつけて帰ってね。いつもありがとう」
帰り際に患者さんからこんな一言を言われたらそれまでに疲れも吹き飛ぶものです。
なによりも「「いつもありがとう」という言葉が涙が出るほど嬉しいものですね。
「もっと若かったら必ずあなたにプロポーズしていたよ・・ホントに歳は取りたくないね。」
おじいさんに言われた一言がとても嬉しいのです。
ちなみにこんなことを言う人に限って愛妻家だったりするのですが、このような言葉掛けをしてくれる患者さんにはとても感謝してしまいます。
終末看護に携わるのも看護師の宿命です
「本当にいつもありがとう。あなたがいてくれて良かった・・」
亡くなる数日前の一言が心に染みます。
このような言葉をかけられるとまさに一生ものの宝物になりますね。
「良く言われたことは忘れてしまいがちです。悪く言われたことは覚えているのですけど・・」
看護師さんがよく言う言葉なのですが、悪く言われたことを覚えているということはそれを改善しなくてはいけない、あるいは反省しているという心の現れなのです。
それでこそ看護師としてのキャリア形成がまた一歩完成へと進んでいるということですね。
もちろん患者さんからの感謝の気持ちもずっと心に残っていきます。
患者さんからの感謝の気持ちは看護師冥利に尽きます。
そのような言葉が一つあるだけでも看護師としてのモチベーションを高く保つことができるのです。
まさに人生の金言と言ってもいいでしょう。
まとめ
看護師である前に人間です。くよくよすることもありますし、プレッシャーに打ちのめされそうになることもあるでしょう。
看護師を辞めたいと思ったことも一度や二度ではなく毎日思っているという看護師もいることでしょう。
それでも、最後の最後で心が折れずにここ一番で踏ん張ることができるのは患者さんの感謝の一言であることは間違いありません。
まさに患者さんの言葉は看護師の宝物となっているのです。
看護師である以上そのような言葉の宝物が一つでもあれば過酷な勤務も楽々と乗り越えることができますね。