アホか。 百田尚樹(著) 新潮社 (2021/9/17) 792円

思わずツッコまずにはいられない!

政治家の呆れ返る言動、メディアの欺瞞から、犯罪者の奇想、常識を覆す変人まで。

想像の斜め上をいく出来事にベストセラー作家が鋭くツッコむ、92のアホ事件簿。

「百田氏の言う通り、「アホ」には三種類あると思います。
「ツッコミを入れたくなる呆れるようなアホ」「怒鳴りつけたくなるアホ」「笑ってしまうアホ」です。
自分にもアホなところがあるのでアホを反面教師にしたいのですが、最初の二つのアホはほとんど犯罪者かもしれないので、自分はせめて三番目のアホで抑えておきたいものです。
本書にはバラエティに富んだ多くのアホパターンの事件が登場して勉強になります。
個人的な事件に見えるものも、実は社会の深いところに根差している問題が関係している事件が多いのではないでしょうか。
百田氏の「アホの基準」によってアホを論理的に批判する一方で、理屈抜きにアホを「アホ」他最適な表現を使って絶妙なタイミングで断ずる文章を、大変面白く読むことができました。」

「政治的立場はあまり関係なく、ひたすらアホなニュースやアホなことをした人を紹介していく本。
笑える話やしょうもない話が多く、面白い。政治的な色もかなり薄いし、著者と政治的立場が異なる人でも楽しめると思う。
私自身も最近はいろいろと滅入ることが多かったが、良い気分転換になった。

なお、著者は一般的には頑迷な男尊女卑思想の持ち主だと思われがちだが、本書の中でたとえば東大の一部サークルが東大に通う女性を入部禁止にしていることを批判したり、「トランスジェンダーの元男性が女子競技に出るのは問題だから、スポーツの世界にトランスジェンダー枠を作るのはどうか?」と提案したりと、だいぶ柔軟な人なんだろうなという印象を抱いた。」

「本書は配信しているメールマガジンの文章に加筆修正をしてまとめたもので、本書が第三弾になる。(第一弾『偽善者たちへ』、第二弾『バカの国』)
結論から申し訳あげる。『ネタバラシ』になるのだが、本書を購入し読んでいる我々がアホというオチ。
私も本書をいそいそと、お金を払ってまで購入し読んだのだから間違いない。
確かに著者のいう通りだと思った。」


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