まばたきの会話で女医は真相をつかめるのか
『江花病院』に長期入院している閉じ込め症候群(ロックドインシンドローム)の女性患者・岸部愛華が深夜に体調を崩した。
当直中の産婦人科医・水瀬真理亜が診察すると、愛華は妊娠していることが判明する。
寝たきりの愛華は誰に妊娠させられたのか?
病院は騒然となり、政治家である愛華の父は激怒するが、前代未聞の事件はマスコミに報道されて世間の知るところとなる。
真理亜は真相を探るべく、話すことができない愛華のまばたきを通して彼女の”声”を聞くが――
下村敦史さんの新作「アルテミスの涙」を今夜から読み進めます。「閉じ込め症候群で寝たきりの患者が妊娠した」という冒頭の謎からしてワクワクします。今回はどのような仕掛けがあるのか楽しみ。 pic.twitter.com/72R46RAZXw
— 犬塚理人 (@rihito_inuzuka) September 17, 2021
社会派ミステリーの旗手が人間の尊厳と命の倫理に迫る、新たなる傑作。
【編集担当からのおすすめ情報】
「わたしのこころはしにました」
「たすけてください」
「きんしされています しゃべるなって」
寝たきりで話すことができない女性患者と、文字盤を使った”まばたき”によって交わす緊張感あふれる会話。
かつてない設定のスリリングなミステリーです。
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