アルテミスの涙 下村敦史(著) 小学館 (2021/9/17) 1,760円

まばたきの会話で女医は真相をつかめるのか

『江花病院』に長期入院している閉じ込め症候群(ロックドインシンドローム)の女性患者・岸部愛華が深夜に体調を崩した。

当直中の産婦人科医・水瀬真理亜が診察すると、愛華は妊娠していることが判明する。

寝たきりの愛華は誰に妊娠させられたのか?

病院は騒然となり、政治家である愛華の父は激怒するが、前代未聞の事件はマスコミに報道されて世間の知るところとなる。

真理亜は真相を探るべく、話すことができない愛華のまばたきを通して彼女の”声”を聞くが――

社会派ミステリーの旗手が人間の尊厳と命の倫理に迫る、新たなる傑作。

【編集担当からのおすすめ情報】
「わたしのこころはしにました」
「たすけてください」
「きんしされています しゃべるなって」

寝たきりで話すことができない女性患者と、文字盤を使った”まばたき”によって交わす緊張感あふれる会話。

かつてない設定のスリリングなミステリーです。


(↑クリックするとAmazonのサイトへジャンプします)

 

おすすめの記事