人生後半の楽しみはひとり旅で決まり!
50歳でひとり旅をはじめ、 その楽しさの虜になった料理家が綴る旅エッセイ。
準備の仕方、国内・海外のおすすめプラン、必ず行きたいお店情報など、ひとり旅を助けるノウハウが満載!
著者より
ひとり旅、していますか?
50歳。不調を感じて病院へ行くと、診断結果は、加齢!
カレーカレー言うなと嘆きながら、ふとバスの窓に映った自分の顔を見ると、口角が下がり、眉間には謎のしわ……。
放っておくと、どうしても鬱々となりがちなので、これからは、意識してごきげん最優先で行こう、ごきげんだけが七難かくす、と思いました。
でも、自分がごきげんになれることって、一体どこにあるんだ?
そんなわけで、ごきげん探しに、おそるおそるはじめてみたのが「ひとり旅」です。
とはいえ、20代前半でひとり旅したことはあるものの、以来すっかり忘れたまま30代、40代を過ごしてきた私。
旅となれば、家族か、女友だちがいつも一緒でした。
だから最初は、とても緊張しました。
でも、勇気を出して旅立ったら、とってもよかった。ごきげん貯金がたくさんできました。
どうよかったのか? どんなふうに心に効いたのか?
それを書いたのが、この本です。
どんなふうに行き先を決め、準備をし、旅に出るのか。
旅先で何をし、どんなことを感じたのか。
オススメの旅のコースや体験の数々を、なるべく詳しく、私と同じように、はじめて、あるいは久々にひとり旅をする人の参考になるといいな、と思いながら綴りました。
食いしん坊の料理家なので、おいしいものには目がなく、ひとりでもよく食べています。
よって、たべもの情報、ひとり旅に推しのお店情報も多めです。
あこがれの特急「ひだ」に乗って息をのむ景色に魅了され、京都では歩き尽くして街の素顔を知り、沖縄、台湾、パリへもひとりで。
ビビリで、決して旅慣れているわけではないけれど、勇気を出していってみれば、自分を内側から新しくしてくれる体験の数々と、ドキドキも含めたすばらしい時間がありました。
旅先で出会った同年代や先輩方を、ああいろんな人生があるのだ、すてきだ、とただ見つめる自分がいて、帰ってくるととても、ひとに優しくなれる気がします。
若い頃のように、ここで暮らしたら人生が変わるかも?とか、学びになる?なんて思わない。
でも、自分にとってかけがえのない何かをもらえる旅。
大人のひとり旅は、独特の魅力にあふれています。
50代は、絶好のひとり旅適齢期だと思います。
この本を読んで、「ひとり旅、してみようかな」と思ってもらえたら、と願いながら、一歩踏み出せない、私と同じような方に捧げます。
50歳からはじめるひとり旅には、使っていなかった筋肉を有意義に使えた喜びのような、屈伸して手のひらがぴたっと床についたときのような、すがすがしい達成感があります。
ー『50歳からのごきげんひとり旅』(山脇りこ) pic.twitter.com/aIhrlzVZJO
— 本屋ルヌガンガ (@lunugangabooks) March 29, 2023
著者について
料理家。テレビ、新聞、雑誌、WEBなどで和食をベースにした季節感のある家庭料理を紹介している。長崎市の観光旅館に生まれ、山海の幸に囲まれて育つ。子どもの頃から食いしん坊で、旅好き、列車好き、宿好き。国内外の市場や生産者をめぐり、食べて作る旅を最上の愉しみとしている。『明日から、料理上手』(小学館)、『食べて笑って歩いて好きになる 大人のごほうび台湾』『いとしの自家製』(ぴあ)など著書多数。旅・食・生産者をテーマに取材・執筆も行う。本書は初めての旅エッセイ。
「もともと一人旅はしていましたが、色々と参考になりました。作者と感じることが似ている所もあり、そう!そう!と、とても楽しく読めました。
今までは国内ばかりでしたが(言葉の壁のため)まずは台湾へチャレンジしたくなりました。」「これからの旅の勉強になりました。
一人旅は不安も寂しさもあれど
それもまた旅の醍醐味、この年齢だからできる一人旅を続けたいと思いました。」「いつも家族の事、家の事で忙しくしているけど、気が付いたらもうこんな年・・・
でも子供も成人して親の介護もまだ今ならそんなに手がかからない。
だったら今のうち思い切って旅に出よう!友達と?予定が合わない・・・好きなことしたい!
だったら一人で行くのもいいものよ~と、私の今までの考えを一掃して奮い立たせてくれた本です。
自分が元気なうちに、やりたいこと行きたいところに行って来なくちゃとひしひしと感じてます。
お一人様旅行は寂しいではなく、なんて贅沢な旅。」
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