日西新聞に中途入社して政治記者になった国枝裕子は編集局長からの特命を帯びていた。
それは長年にわたり永田町を裏から操ってきた上席編集委員の木澤行成をメディアから退場させること。
木澤は総裁選の投票を操り、国会議員の不祥事を揉み消し、政治家の弱みを握って思うがままに政界を動かしてきた。
新聞記者でありながらキングメーカーとして暗躍する昭和の負の遺産を、若き女性記者が討ち取る――。
昭和VS令和、迫真の永田町エンタメ小説!
本城雅人「キングメーカー」
記者出身の作者ならではの小説。政治記者、それも通信社から大手新聞に移ったフィクサー的な政治記者を主人公にしているので面白い。
実際にはそんなことはなかなかないと思うが、記者が裏側から政界を動かしていく。その痛快さがこの書の魅力。
今月半ばに発売予定。 pic.twitter.com/wQE0BaS4f6— ふかや まもる (@MAMONOSUKE) March 2, 2023
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