1934年上海。
「魔都」と呼ばれるほど繁栄と悪徳を誇ったこの地に成功を夢見て渡ってきた日本人の青年・吾郷次郎。
彼の許を謎めいた日本人女性が訪ねる。ユキヱと名乗るその女が持ちこんだのは、熱河省産の極上の阿片と芥子の種。
次郎は阿片の売買を通じて上海の裏社会を支配する青幇の知己を得て、上海の裏社会に深く踏み入っていく。
栄光か。
破滅か。
夜に生きる男たちを描いた、上海ピカレスク。
昨日23日付けの読売新聞・朝刊 文化面「エンターテインメント小説月評」で、『上海灯蛾』が取りあげられました。
“妖艶な悪の華が咲き乱れるピカレスク(悪漢小説)” との、ご紹介を頂きました。 pic.twitter.com/oIDgkKMhyT— OFFICE_222@上田早夕里事務所 (@OfficeTripleTwo) March 24, 2023
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