旅の絵日記 和田誠/平野レミ (著) 中央公論新社 (2021/12/22) 902円

日記はレミさん、挿絵は和田さん。

1989年夏、フランス発スペイン経由、ゴールはイタリア。

楽しき家族の夏の思い出。

初めてのの文庫化。

「夫はいつも通り知らない料理に挑戦している。メニューの適当なところを指すのだ。(中略)あんまりおいそうじゃなかったけど。子どもたちはマカロニ・イタリアンスタイル。私も一口食べてみたらおいしかった。食べ慣れた味。これがいちばん正解〉(8月4日グラナダ)

「家庭内の様子が垣間見られて面白かった。」

「ご夫婦で共著というのに惹かれて購入しました。平野レミさんが文を、和田誠さんが絵を描かれています。お子さんが小学生と中学生だった頃の、子育てに大変な時期ではあったでしょうが、こういうときだからこその、幸せな家族旅行のひとときが描かれています。平野レミさんがテレビなどで拝見するような明るいキャラではなく、母として普通の親としての目線で文を綴っていることが新鮮でした。何より、和田誠というイラストレーターがもうこの世にいないことの意味を考える一冊でもあると思います。旅行に行きたいなー、でも行けないなーという方には、少しだけ行った気になれます。」


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