1949年に設立された公共企業体・国鉄は、復興半ばの不十分な設備で旅客・貨物を一手に運び、戦後の高度経済成長を支えた。
まさに、「鉄道は国家なり」であった。
しかし交通手段の多様化によりシェアは低下、自立的な経営もままならず、赤字は雪だるま式に増え、労使関係も悪化、1987年に分割民営化された。
少子化、コロナ禍のいま、鉄道は再び危機に瀕している。国鉄の歴史に何を学ぶべきか、元JR九州社長が語る。
本日の新聞に、石井幸孝著『国鉄ー「日本最大の企業」の栄光と崩壊』の広告が掲載。かつての国有鉄道の栄枯盛衰は、日本の未来や企業経営のあり方に、どのような示唆を与えるでしょうか。鉄道150年の節目に、ぜひ多くの方に手に取ってもらいたい一冊です。 pic.twitter.com/ub26Cn0rs1
— 中公新書 (@chukoshinsho) September 17, 2022
「単なる回顧録にとどまらず、昨今のコロナ渦による鉄道業界の将来も見据え、様々な観点から今後の鉄道業界について提言をしており、お勧めできる一冊である。新書でこの内容が読めるとはいい意味で予想を裏切られた。」
「膨大な資料をベースとして著者自身も技術者からJR九州社長になるまでの国鉄、JRの問題点を詳細に説明。日本における鉄道事業の歴史を解説。読み応え十分。」
「単なる歴史回顧のみならず、将来の鉄道の在り方を建設的な視点で書かれており、大いに勉強になった。」
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