クスノキの番人 東野圭吾 (著) 実業之日本社 (2020/3/17)

その木に祈れば、願いが叶うと言われているクスノキ。

その番人を任された青年と、クスノキのもとへ祈念に訪れる人々の織りなす物語。

不当な理由で職場を解雇され、その腹いせに罪を犯し逮捕されてしまった玲斗。

同情を買おうと取調官に訴えるが、その甲斐もなく送検、起訴を待つ身となってしまった。

そこへ突然弁護士が現れる。依頼人の命令を聞くなら釈放してくれるというのだ。

依頼人に心当たりはないが、このままでは間違いなく刑務所だ。そこで賭けに出た玲斗は従うことに。

依頼人の待つ場所へ向かうと、年配の女性が待っていた。千舟と名乗るその女性は驚くことに伯母でもあるというのだ。

あまり褒められた生き方をせず、将来の展望もないと言う玲斗に彼女が命令をする。

「あなたにしてもらいたいこと――それはクスノキの番人です」と。

『秘密』『時生』『ナミヤ雑貨店の奇蹟』に続く新たなエンターテインメント作品。

長編書き下ろし。

「ミステリーではありません。スラップスティックでもありません。『ナミヤ雑貨店の奇蹟』が好きな東野ファンの方なら、読み終わってから「いやぁこれもいい話だなぁ」とほっこりされることでしょう。こういう読後感をプレゼントしてくれる本は本当に少ない。前作『希望の糸』に続くスマッシュヒットですね。」

「感動した。クスノキに素直な思いを託す…やってみたい!そして、後悔のない人生を、一日一日が本番という思いで生きていきたい。」

「殺人のない東野圭吾さんの作品で、最後は何となく優しいい気持ちになります。ただ、「なみや雑貨店~」と比較すると少し感動が少ないか。」


(↑クリックするとAmazonのサイトへジャンプします)

 

おすすめの記事