その木に祈れば、願いが叶うと言われているクスノキ。
その番人を任された青年と、クスノキのもとへ祈念に訪れる人々の織りなす物語。
不当な理由で職場を解雇され、その腹いせに罪を犯し逮捕されてしまった玲斗。
クスノキの番人 東野圭吾 #読了
このような、あたたかく、心を包み込んでくれるような作品もやっぱり好きです。
クスノキの謎、人々の抱える悩み、通じ合う心。
徐々にページをめくる手が止まらなくなり、家族の絆にじーんと来ました。
期待どおり癒されました! pic.twitter.com/MRwKZrSCs9— もみみ@読書垢 (@mimibook_naruru) April 21, 2020
同情を買おうと取調官に訴えるが、その甲斐もなく送検、起訴を待つ身となってしまった。
そこへ突然弁護士が現れる。依頼人の命令を聞くなら釈放してくれるというのだ。
依頼人に心当たりはないが、このままでは間違いなく刑務所だ。そこで賭けに出た玲斗は従うことに。
依頼人の待つ場所へ向かうと、年配の女性が待っていた。千舟と名乗るその女性は驚くことに伯母でもあるというのだ。
クスノキの番人
東野圭吾 #読了途中まで読んだところで、終わり方は想像ついた!なんて思ってたのに、最後まで読んだら想像の上をいって良かった。
あったかい気持ちになった。 pic.twitter.com/XEUW7SOmtQ— しみいわとも (@toooomoshimizu) December 9, 2020
あまり褒められた生き方をせず、将来の展望もないと言う玲斗に彼女が命令をする。
「あなたにしてもらいたいこと――それはクスノキの番人です」と。
『秘密』『時生』『ナミヤ雑貨店の奇蹟』に続く新たなエンターテインメント作品。
長編書き下ろし。
「ミステリーではありません。スラップスティックでもありません。『ナミヤ雑貨店の奇蹟』が好きな東野ファンの方なら、読み終わってから「いやぁこれもいい話だなぁ」とほっこりされることでしょう。こういう読後感をプレゼントしてくれる本は本当に少ない。前作『希望の糸』に続くスマッシュヒットですね。」
「感動した。クスノキに素直な思いを託す…やってみたい!そして、後悔のない人生を、一日一日が本番という思いで生きていきたい。」
「殺人のない東野圭吾さんの作品で、最後は何となく優しいい気持ちになります。ただ、「なみや雑貨店~」と比較すると少し感動が少ないか。」
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