中国歴史小説の大家はいかに中国古代史と出会い、未知の世界の物語を書くに至ったか。
生い立ちから若き日の文学修行、そしてデビューまでの道のりを描く。
『読売新聞』好評連載「時代の証言者」に自身が補遺した「おまけの記」に加え、作家生活三十周年に寄せた書き下ろしエッセイ「私見 孔子と『論語』」を巻末に付す。
宮城谷昌光『窓辺の風 宮城谷昌光 文学と半生』。はぁぁ良かった…中国春秋戦国時代に材を採った小説家が、生い立ちから作家人生まで総括的に振り返る。ただ、ファンとしてはこういうの出されるとまだまだ長生きしてくださいという気が…。
— Hiraku_tabi (@ANSI120) November 22, 2015
著者について
宮城谷昌光
一九四五(昭和二十)年、愛知県蒲郡市に生まれる。早稲田大学文学部卒業。出版社勤務のかたわら立原正秋に師事し、創作を始める。九一(平成三)年『天空の舟』で新田次郎文学賞、『夏姫春秋』で直木賞、九三年『重耳』で芸術選奨文部大臣賞、二〇〇一年『子産』で吉川英治文学賞、〇四年菊池寛賞を受賞。他の著書に『奇貨居くべし』『劉邦』『三国志』『呉越春秋 湖底の城』『呉漢』『孔丘』など多数。
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