メインテーマは殺人 アンソニー・ホロヴィッツ (著)、山田蘭 (翻訳) 東京創元社 (2019/9/28) 1,210円

7冠制覇・30万部突破『カササギ殺人事件』に並ぶ傑作登場!

謎解きの魅力全開の犯人当てミステリ

探偵は切れ者の元刑事、ワトスン役は著者自身、そして不可解な殺人

自らの葬儀の手配をした当日、資産家の婦人が絞殺される。

彼女は殺されることを知っていたのか?

作家のわたし、アンソニー・ホロヴィッツは、テレビ・ドラマの脚本執筆で知り合った元刑事のホーソーンから連絡を受ける。

この奇妙な事件を捜査する自分を描かないかというのだ……。

かくしてわたしは、きわめて有能だが偏屈な男と行動をともにすることに……。

7冠制覇『カササギ殺人事件』に続く、ミステリの面白さ全開の傑作登場!

「「カササギ殺人事件」ではクリスティへの郷愁が漂っていた(その割には下巻が冴えない)が、本作はホームズ物の体裁で作者自身がワトソン役を務めるという凝った趣向のミステリ。ホームズ役は(型通りの)天才肌で変人の元刑事ホーソ-ン。扱うのは、自身の葬儀の手配を済ませた数時間後に絞殺された資産家の老婦人の事件。バーナビー、マープル、レンデル等の名称がさりげなく出て来て、遊び心が満載である。」

「きっちり伏線を回収してくれます。推理小説好きなくせに、お恥ずかしながら、解決編でこんがらがることが多いのですが、この作品は「あれはこれ」「それはあれ」と原因と結果を把握しやすかったです。翻訳がよいからという理由もあると思います。無駄な文章が少なく、なるほどの連続で、構成がしっかりした良作でした。
どうしても海外作品=昔と思い込んでしまいがちですが、これは現代でした。」

「内容も本当に現実に起きた事件をまとめているようで、楽しく読めました。
探偵のホーソーンも最初はピンときませんでしたがだんだんと人間味が増していき、最後にはすっかりホーソーンの虜になっていました笑
謎も、どうせこんな感じかなと思っていたのと違っていて、どんでん返しとは違いますが結末まで楽しめました。」


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